発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷「本物のうどん作り」
2024.03.05
#発達支援
発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルーム1月の体験学習は、昨年度好評だったうどん作りを行いました。今年度は、実際に手で小麦粉をこねたり、つむぎの畑で育てた大根をうどんと一緒に食べたりする体験をしました。「混ぜる、こねる、伸ばすといった全身の筋肉を使い、力の分散方法を知ること」や「手で触れて感触を楽しむこと」をねらいとして行いました。
まず、水が入ったコップの中に塩を入れよくかき混ぜました。次に、小麦粉が入ったボウルの中へ混ぜた水を4~5回に分けて入れ、少しずつ丸め固めました。最初はサラサラだった小麦粉が段々固まっていく様子に、「パンみたい」「粘土みたい」と小麦粉が「変化」していくことを楽しんでいました。
固まった小麦粉をジップロックに入れ、足で踏み生地を伸ばしていきました。たくさん踏むと柔らかくなることを伝えると「ここ踏んでなかった」と自分で気づいて生地の向きを変えたり、足の向きを変えたりして、満遍なく足踏みをしていました。
伸ばした生地をテーブルに戻し、麺棒を使って更に伸ばしました。力の入れ方によっては、生地が元の大きさに戻ろうと縮んでしまうため、子どもたちは立ち上がって上から押すようにして生地を大きくしていきました。
最後に、生地を3つ折りにしてかまぼこ板で押さえながら包丁で好きな麺の太さになるように切りました。本物のうどんの様に細く切る子どもや、歯ごたえを楽しみたくて太めに切る子どもと思い思いのうどんを工夫していました。切り終わった麺を鍋で茹でている間に自分たちでテーブルの片づけをしながら、出来上がるのを待ちます。
茹で上がったグループから順次うどんを試食しました。「美味しい」と喜ぶ姿や保護者の方にもあげたくないと言って頬張って食べるほど、自分で作ったうどんを気に入った様子でした。また、つむぎの畑で採れた大根をうどんに乗せて出すとパクパク食べていました。中には、大根が苦手だったのに初めて食べることができた子どももいました。職員も食育の大切さを改めて感じた瞬間でした。
ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。
2023年3月のうどん作りはこちらの記事をご覧ください。
文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームスタッフ
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