発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷「ホンモノお仕事に挑戦!~就労支援つむぎ武蔵野ルームに行ってきたよ~」
2024.10.08
#発達支援
発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルーム8月の体験学習は、同法人内の就労支援つむぎ 武蔵野ルームにて、現地で働く利用者のみなさんと一緒にカフェの仕事に挑戦してきました。
今回は、①カフェの業務を通して労働を知ること、②自分で選択した仕事を最後までやり遂げ達成感につなげること、③誰かの役に立てた、という経験から自己有能感を育むことをねらいに体験学習を行いました。
最初に挑戦したのは、コーヒーのドリップバッグ作りの仕事です。
スプーンでコーヒーの粉をすくい、スケールを使って10gを計ります。スケールの数字をその都度確認しながら、集中してコーヒーの粉を入れる様子が見られました。
こちらはドリップバッグのパッケージにシールを貼る仕事です。真っすぐになるように指先で調整しながらシールを貼っています。一緒に作業をしていた利用者さんに「上手だね」と褒められて嬉しそうにする姿がありました。
シールを貼り終えたあとは、シーラーを使ってドリップバッグの封をします。機械に手を添えながらぎゅっと下に力を入れると、綺麗に封がされます。魔法のように一瞬で袋が閉まるところをみて、驚いている子どももいました。
続いては、カフェの人気メニューであるカレーのスパイスづくりです。
スパイスの粉をすりきりして容器に移していきます。間違えずに10杯数えて入れるというところがポイントでしたが、小さく声に出して数えながら間違えないように工夫していました。
そしていよいよ、カフェの開店準備です。テーブルを拭いて綺麗にした後に、メニューを各テーブルに置いていきます。カトラリーの拭き上げの仕事も体験しました。スプーンやフォークなどカトラリーの口に入る部分を持たないように注意しながら拭くことに苦戦していました。
最後は、自分のお父さん、お母さんが注文したカレーを利用者さんから受け取りテーブルまで運びました。全員がこぼれないように慎重にゆっくり歩きながら無事にトレーを運ぶことができました。
今回の活動の中で、「今日はお客さん来てくれるかな?」と開店時間を楽しみに待つ子どもや、「ご注文は以上でよろしいでしょうか」とお店の人になりきって注文を取る練習する子どもの姿がみられていました。この職業体験をきっかけに、様々な仕事や働く人たちへの興味がさらにひろがっていくといいなと思っています。
今後も様々なホンモノの体験を通して、子どもたちのやってみたい!を引き出し、達成感や自己有能感に繋げていけるような機会を提供してまいります。
文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームスタッフ
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