発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷「焚き火でバーベキュー体験」

発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルーム11月の体験学習は、同じ法人内のつむぎ 目白ルームの屋上にて焚き火を使った「バーベキュー体験」を行いました。今回は、焚き火の体験を通して火の大切さや危険性を知ること、焚き火を使って食材を自分で調理することを通してどのような工程を経てみんなが普段食べている物が作られるのかを知ること、をねらいにしています。

まずは火起こしチームと食材準備チームに分かれて作業開始です。「ぼくは火起こし!」「わたしは具材を切りたい!」と自分のやりたい作業を自分で選択し、それぞれ取り掛かります。

火をうちわで扇ぎ、火起こしをする子どもたち

こちらは火起こしチームの様子です。火の様子をじっくり観察する子やスタッフの真似をしてうちわで仰いで風を送る子もいました。「どこまで近づいたら熱いかな?」とスタッフが問いかけると、手をゆっくり近づけ火の熱を感じながら、距離感を保とうとする姿もありました。

こちらは食材準備チームです。餃子の皮のピザとじゃがバターの準備をしました。

ピザづくりではウインナーやオクラを好きな大きさに自分で切り、ケチャップを塗って具材を並べます。並べ方も様々で隙間がないように敷き詰める子もいれば、大きく切ってまばらに乗せる子もいました。

じゃがバターづくりでは、じゃがいもに切り込みを入れて火が通りやすいようにします。最後にじゃがいもが全部隠れるようにアルミホイルで包んだら、いよいよ焚き火を使って焼いてみます。

オクラを切ったり、餃子の皮にトマトソースを塗ったりする子どもたち

焚き火台の上に乗せると、少しずつ食材の色が変わったりチーズが溶けたりする様子に、子どもたちは目を輝かせていました。

ピザとじゃがいもが焼きあがるのを待つ間、お楽しみのマシュマロを竹串に刺して焼きました。火に近づけすぎるとすぐに焦げてしまうため、観察力と距離感の調整力が必要です。「回しながらやったらいいんじゃない?」と、ちょうどよい加減で焼くコツを周りの子たちに教えてくれる子もいました。

焚き火でマシュマロを焼く子どもたち

出来上がったピザ、じゃがバターを保護者のみなさんと一緒に実食です。普段、オクラやじゃがいもを食べない子も気付いたら完食していました。近くにいたお母さんも驚いていらっしゃいました。焚き火で調理した出来立てのピザとじゃがバターは、やはり格別のようです。

今回の体験を通して、火の危険性や大切さや、普段食べているものが出来上がる工程を知るきっかけになったのではないかと思います。ホンモノの火を使い自分の手で食材に触れ、調理して、食すことは、子どもたちの達成感や自己有能感にもつながったのではないでしょうか。

つむぎ 阿佐ヶ谷ルームでは、これからも様々な活動を通し、日常に溢れている身近なモノへの興味や関心を広げ、子どもたちの知的好奇心や思考力を高められる活動を行ってまいります。

文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームスタッフ

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