発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷「手打ちほうとうをつくろう!」

発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルーム1月の体験学習は、手打ちで「ほうとう作り」を行いました。「ほうとう」とは山梨の郷土料理で、小麦粉を練り、平らに切ったほうとうめんを、たっぷりの具材とともに味噌仕立ての汁で煮こんだものです。原料から作るというホンモノの直接体験を通して、子どもが主体的に食に関わる機会へと繋げること、自分が作ったほうとうを食すこと、達成感や満足感を味わうことをねらいに行いました。

まず、塩と小麦粉を混ぜ合わせます。次に小麦粉が入ったボウルの中に水を入れて、少しずつ丸め固めます。最初はサラサラだった小麦粉が段々固まっていく様子に、「パンみたい」「これが麺になるの?」と子どもたちは興味津々でした。

生地をこねる子どもの様子

今度は固まった小麦粉をジップロックに入れ、足で踏み生地を伸ばしていきます。たくさん踏むとコシが出ることや平らになるように踏んでいくことを伝えると「どうやって踏めばいいんだろう」と自分で考え、生地の向きや、足の向きを変え、満遍なく足踏みができるよう工夫していました。

足で踏み生地を伸ばす子どもの様子

生地をテーブルに戻し、麺棒を使って更に伸ばしました。生地が薄くなる様子を真剣に観察しながら、綿棒に力を込めていました。

麺棒を使って更に伸ばす様子

最後に、生地を3つ折りにして好きな麵の太さになるように切ります。どのくらいの太さに切ると美味しく食べられるか考えながら切り進めていく子もいました。切り終わった麺を鍋で茹でている間に飾り付け用の人参を型抜きしました。

ほうとうを食べる子どもの様子

麺が茹で上がり、自分で型抜きをした人参を飾りつけして、ほうとうを食べました。「美味しい」「おかわり絶対する!」と頬張りながら喜ぶ姿がみられました。また、中には、大根や人参などの野菜が苦手だったのに自分から進んで食べることができた子もいました。食育の大切さを改めて感じた瞬間でした。

ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。

文:発達支援つむぎ 阿佐ヶ谷ルームスタッフ

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