つむぎ調布ルーム「マーブリング」

2020.07.07

#発達支援

コロナの影響により少人数での開催となりましたが、久しぶりに発達支援つむぎ調布ルームの体験学習を実施することができました。

内容は、マーブリングを用いたはがき作りです。マーブリングとは、絵の具を水面に垂らし、浮かんだ模様を紙などに写しとる技法のことを言います。

まずは、ペットボトルを使ってバットに溶液を入れていきます。薄いバットなので少しずつ入れることを意識しました。ペットボトルの蓋に小さな穴をあけると、そこから少量ずつ溶液を出すことができます。今回は、水と洗濯のりを1:1の割合で混ぜた溶液を使用しました。

溶液を入れる子ども

溶液づくりから始める場合は、カップのメモリに合わせて水と洗濯のりを入れて混ぜ、バットへ移しました。

次は、スポイトを使って絵の具を垂らします。絵の具が水面に広がると「きれーい!」と嬉しそうな子どもたちの声が聞こえてきます。

絵の具を垂らす子ども

3色の絵の具を垂らしたら、全体を指で混ぜます。

絵の具を混ぜる子ども

そこへはがきをそっと落とし、少し待ちます。

「1・2・3・・」と数を数えて待っている間にはがきが溶液を吸収し、くるっと反り始めます。反ったら、はがきを取り出すタイミングです。

そっと、はがきを持ち上げてみると・・・

はがきに移った色

このように、水面に広がった模様をはがきに写し取ることができました。写し取ると、子どもたちは、不思議そうに水面と紙との見比べていましたが、周りから「綺麗だね」と声をかけられると嬉しそうにし、自慢げに見せて回る様子もありました。

出来上がりは溶液で濡れている状態なので、ドライヤーで乾かします。待っている間に、ダンスやボール遊びをして体を動かしました。出来上がったはがきを手に持ち、「お友達に手紙書くの!」と張り切っている子もいました。自分で作ったはがきで大切な人に手紙を送ったりするのもいい経験になりそうですね。

文:達支援つむぎ 調布ルーム 職員

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