発達支援つむぎ 調布「美味しい大根になぁれ」
2022.02.14
#発達支援
寒さが一段と強くなってきましたね。
発達支援つむぎ 調布ルームの畑では、冬野菜の大根が育ちました。小ぶりの大根ですが、育ったことに子どもや保護者の方はみなさん喜んでくれました。
収穫した大根は、洗い、天日干しにして調理するまでの一連の流れを子ども達と一緒に取り組みたいと思っています。今回は天日干しにする様子を紹介したいと思います。
グループ支援で大根を洗っている様子です。
「誰が一番白くなるか競争しよう」という子どもの発信から、大根を一生懸命に洗っていました。
「あれ、白くなってきた」「ぼくのも白くなったよ」「先生のまだ黒いよ」などと自分の大根と相手の大根を見比べて変化を見つけていました。
相手の物に興味を持つことや自分で気づくことは、幼児期に育ってほしい協同性・道徳性につながります。自分以外の相手に興味をもつことはとても大切で、相手に興味がなければコミュニケーションを取ろうと思う気持ちが育みません。気づくことは、問題点を見つけ解決する力につながります。グループ支援では相手がいるからこそ、共に学び成長できるプログラムを提供できるように心がけています。
これは個別支援での大根を洗う様子です。
まず大根に興味をもってもらうために、しばらく大根を観察してもらいました。においを嗅いだり転がしたり、大根をよく見ていました。洗った大根は白く綺麗になりました。
自分で試行錯誤しながら大根を洗っています。水の中で転がしてみることや、大根同士をこすり合わせて洗うなど、色々と試していました。
天日干しにしている大根の様子です。
大根の変化がわかるように、いつでも誰でも見ることができるように入り口に干してあります。
この大根を使って、今度は切り干し大根を子ども達と作ろうと考えています。次回はその様子と共に、子ども達の学びや変化についてお伝えしようと思います。
文:発達支援つむぎ 調布ルーム職員
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