発達支援つむぎ 調布「おいしい夏野菜を作ろう」

2022.05.16

#発達支援

少しずつ暖かくなってきましたね。

発達支援つむぎ 調布ルームでは、さまざまなグループで夏野菜を作る準備が始まりました。

看板づくりの様子
色を混ぜてみる子ども

この日はつむぎの畑に立てる看板を製作しました。全員で「一つの看板を作る」ということは伝えていましたが、書き方や書く内容については子どもたちが考えました。「二つの色を混ぜたらどうなるかな?」「私は筆で書く」など子どもたちから、試行錯誤する声がたくさん出ていました。

看板づくりのねらいは、友だちと一つの物を作りあげることで協同する力を発揮し、達成感を感じてもらうことや、試行錯誤する経験を積み重ねていくことです。これは「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿(10の姿)」の「協同性」と「豊かな感性と表現」につながります。

療育的視点では、道具を使って操作すること、水や絵具の量を調整する力加減への理解などの経験を積み上げていくことになります。

苗を植えるための穴を掘る子ども
苗を植える子ども

また、別の日のグループ支援の様子です。この日は、野菜のプラカードづくりとキュウリを植える活動を行いました。作った看板を持って、畑へ出発しました。

最初は苗植えです。まず、土を覆うためにポリエチレンのフィルム資材でできたポリマルチにハサミを使って穴をあけます。開いた穴の下をスコップで掘り、キュウリの苗を植えます。

この作業のねらいとしては、植える物を見て自分で掘る深さを調整すること、戸外の中で相手の話を聞く力を高めていくことです。子どもがイラストを見ながら自分で穴を掘る深さを考えられるような工夫もしています。

説明用に使用したイラスト

こちらが上記で説明をした「子どもたちが自分で考えられるような工夫」です。屋内と違い戸外では気になる物が増えるので、話している人に注目することが難しくなる子もいます。そのため、言葉だけでの説明ではなく、イラストを使い視覚的に示すことで注目しやすくなります。

つむぎ調布ルームでは、年間を通して畑仕事に力を入れています。今年は畑仕事にプラスしてSDGsについて子どもたちと一緒に考えて、取り組みたいと考えています。

今後の畑仕事・SDGsの取り組みをみなさん楽しみにして下さい。

文:発達支援つむぎ 調布ルーム職員

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