発達支援つむぎ 調布「雨を楽しもう!オリジナル傘で遊んだよ」
2022.08.08
#発達支援
発達支援つむぎ 調布ルームでは、季節に合わせた戸外活動を行っています。
梅雨の時期である6月は、「オリジナル傘を作って遊ぼう」です。今回はグループ支援において、2回にわたって取り組みました。
1日目は買い物です。お金のやりとり経験も大事ですが、自分で購入することによって活動への意識や見通しが持ちやすくなるので、傘の購入から子どもたちが行いました。
早速、お母さんたちからお金を受け取り、店へ向かいました。魅力的なものがたくさんあって目移りしそうでしたが、なんとか目当ての傘を探し当てることができました。
「傘ってどうやって持つといいのかな?」まわりの人にぶつかならいように考えながら歩きました。
これは子どもに身につけてほしい人間力・学びの基礎として「保育所保育指針」が示す「幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿」のうち、「道徳性・規範意識の芽生え」につながります。
2日目は傘にマジックペンで模様を描きました。
「ぼくは武器を描く」「数字をいっぱい書こう」「ねこちゃんを描いてかわいくしよう」「ぼくは虫を描くんだ!」と、それぞれ書くものを決めていました。
自分で作った世界にひとつしかない傘はやはり愛着が湧きますね。出来上がった傘をひろげ、嬉しそうに傘を眺めている姿が見られました。
それから公園へ出かけ、傘を使って水遊びをしました。水鉄砲で水を飛ばすスタッフに向かって、みんな集まっています。
雨が降った時のように水を傘で受け止め、「ぽつぽつ」と水が当たる音やその感覚を楽しみました。
就学後は登下校で傘を使う機会が多くなります。傘を支えながら歩く・傘を安全に持つなど、傘を使うには様々なスキルが必要です。
今回は、オリジナル傘を使った活動を通して季節を感じ、傘の使い方も知れる機会になったのではないかと思います。(「10の姿」のうち、「健康な心と体」につながります。)
文:発達支援つむぎ 調布ルーム職員
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