発達支援つむぎ 調布「ケチャップ作りをしよう」~畑の収穫物を味わう~
2024.09.09
#発達支援
畑の夏野菜が育ち、収穫の季節になりました。今回は、畑で育ったトマトを使い、トマトケチャップ作りをしました。
作ったケチャップはパンに塗り、チーズ・ハム・畑で取れたピーマンをトッピングしてピザにして食べました。その様子をご紹介したいと思います。
まずは袋に入ったトマトを潰します。潰す感覚が楽しくて夢中でトマトを握っている子や「冷たいね」と肌に感じる温度を楽しみながら触る子がいました。中には、「とまとの匂い、やだ~」と言っている子もいましたが、匂いが苦手な子は、袋に入れることにより潰すことに挑戦できた子もいました。
柔らかいハムとチーズで切る練習をします。どのように切ると良いかは写真をヒントに、自分で考えながら切ります。今回はスケッパーという道具を使い、ハムとチーズを切りました。初めて使う道具のため慎重に手に取り、使う子が多くいました。自分で切ることが初めての子も多くいたので、具材が切れた際は「できた」と、達成感を感じている子が沢山いました。
ピーマンは匂いや見た目が苦手なお子さんが多い様子が見られました。
ですが、「なんかいつものピーマンと色が違うね・・」「スペシャルピーマンかな」とスタッフが声をかけることにより、ピーマンに興味を持ち、切ることに挑戦出来ました。
トマトソースは具材を切る間に煮込みます。「ぐつぐつ」と鍋で煮ているトマトに惹かれて、鍋の周りに集まる子もいました。ソースができたら、トマトソースをパンに塗り、切ったトッピングを自分で乗せ、焼き上がりを待ちます。
ようやくピザの出来上がりです。自分で作ったものだからこそ、食べてみたい気持ちが湧いてくる様子が見られていました。トマト・ピーマンを食べることができない子・ピザを食べたことがない子など、食べることに対して課題がある子が沢山いましたが、保護者の方が驚くほど食べることができた子が多くいました。
つむぎ 調布ルームでの調理をきっかけに食べることへの興味・関心が広がるとともに、食べられるものが広がるよう支援をしていきたいと思っております。また、つむぎ 調布ルームでの調理をできるだけご自宅でも再現できるよう、保護者の方にもレシピなどをお伝えしていきたいと思います。
引き続き、調理活動を楽しみにしていただけると幸いです。
文:発達支援つむぎ 調布ルームスタッフ
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