発達支援つむぎ 府中「畑のトマトでケチャップつくり」

2021.10.25

#発達支援

発達支援つむぎ 府中ルームは国立市谷保に畑を借りています。真夏の太陽の光を浴びて、真っ赤にプクプク育ったトマト。今年の秋、そのトマトはケチャップに変身しました。

「トマトジュースみたい」「いいにおいがする~」そんなにぎやかな声と美味しいそうな匂いに囲まれたケチャップ作りの様子をご紹介します。

玉ねぎを細かく切る子ども

今回は包丁ではなく、家庭にあるステーキナイフで玉ねぎを切りました。

「どうしたら、玉ねぎ、小さくなるかな?」と試行錯誤しながら玉ねぎと向き合っています。

「左手は猫の手で、ぎゅっと玉ねぎを押さえて、右手はしっかりとナイフを持って…」そんな緊張感と集中が背中からも感じられます。

トマトを手で潰す様子

職員は指でぎゅっぎゅっと押しています。子どもたちは、手のひらに全身の力を込めて「ぎゅっ!ぎゅっ!」とジップロックに入っている湯むきしたトマトを潰しています。 潰れたトマトはふにゃふにゃに、潰れていないトマトは手のひらから逃げてしまいました。

ミキサーで液状にするのは簡単ですが、「自分の力」で頑張りました。

トマトを鍋で煮る様子

潰したトマトはお鍋の中に入れて煮ます。 腕が鍋につかないように気をつけて、へらを使ってかき混ぜました。危ないから大人がする、これも簡単です。でも、子どもは鍋が熱いことをコンロの火で感じていました。「危ない」からこそ、慎重に、集中して、真剣に行いました。

トマトを鍋で煮る様子

保護者さまもルームに漂うケチャップの匂いに「おなかが空きますね」「パスタ、食べたい!」と言って、お子様が作ったケチャップを笑顔で見ていました。

プクプクしたトマトがトロトロのケチャップに変身しました。 トマトを潰した感触、煮詰めた時の匂い、下味した子どもたちはとても満足そうでした。

畑では秋野菜が育ちます。さて、つぎはどの野菜が変身するのでしょうか。お楽しみに。

文:発達支援つむぎ 府中ルーム職員

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