発達支援つむぎ 府中「泥水がお風呂?!になりました」
2022.05.30
#発達支援
こんにちは。発達支援つむぎ 府中ルームです。4月から新しいメンバーでのグループ活動が始まりました。
ある暖かい日の午後、メンバー全員が初めての畑仕事に取り組みました。
畑ではルッコラやカブ、ラディッシュ、ブロッコリー、小松菜を育て、育った野菜を一人ずつ収穫しました。初めて触った畑の土は「かたいね」「つめたいね」「きったない~」といろんな感想が聞こえてきました。
収穫を終えたら自由時間です。こちら畑の敷地内には、管理人の配慮で安心して子どもが遊べるように石やガラス片等を除去し、定期的に整備してくださっている「泥場」があります。
「ここ(泥場)に水入れたい!」とリクエストがありました。スタッフと一緒に水路へ向かいます。ジョウロやバケツに水を汲み、泥場に流しました。その様子をみていた他の子どもたちも「僕も水入れたい!」と、一緒に小さな体でたくさんの水を運びました。
「なんか、お風呂みたいになっているね。入ってもいい?」その場にいたお母さんに確認したら「いいよ」と返事がありました。「やったー!座っちゃおう」と、小さい穴が掘ってあるところにお尻を当てて「泥のお風呂だ!」と楽しみました。
「これを、こうやって・・・」真剣な表情でシャワーを見立てた遊びが始まりました。この後、楽しそうな様子につられた他の子どもたちが「僕も少し入ってみたい」「きれいな水で流してあげるね」と自然にやり取りが始まり、みんなが泥水お風呂ごっこで盛り上がりました。
汲んだばかりの水をかけられると「水が冷たい!逃げろー!」泥水風呂から飛び出し、畑の中を裸足で走り出しました。こちら畑は、通路も泥場同様に安全に管理されていて裸足になっても安心です。
「まてまてー!」「なになに?鬼ごっこ?僕も!」大好きなかけっこが始まり、みんな裸足になって思いっきり走りました。子どもたちの体や顔はドロドロですが、表情はとてもキラキラと輝いていました。
ープでした。でも、初めての畑仕事で一緒に汗を流した後の泥遊びは、大人の介入がなくても自然なやり取りがうまれ、遊びかたは発展し、子どもたちだけで楽しく体を動かす活動に変化していました。
泥遊びは「楽しい」だけでなく、子どもたち同士をつなぐ「架け橋」にもなっていました。次の畑仕事も泥遊びもとても楽しみですね。
文:発達支援つむぎ 府中ルーム職員
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