発達支援つむぎ 府中「畑のジャガイモ、おいしくなあれ」 | 保育・発達支援のどろんこ会

発達支援つむぎ 府中「畑のジャガイモ、おいしくなあれ」

2022.07.25

#発達支援

発達支援つむぎ 府中ルームでは先日、畑でジャガイモの収穫作業を行いました。

今回は、子どもたち自身で収穫したジャガイモを使い、食育活動を行った様子をお伝えします。

スケッパーでジャガイモを切る子ども

まず、ジャガイモを小さく切ります。子どもたちには、事前に職員が細長く切ったジャガイモを渡しました。今回、子どもたちは「スケッパー」を使ってジャガイモを切っていきます。

このスケッパーは両手で押さえて切ることができるので、力の弱い子どもでも切ることができました。慣れてくると片手で切る子どももいました。力のある子は、ステーキナイフを使い、片手でジャガイモを押さえながらもう片方の手でステーキナイフを使って切る、という左右の手で「静と動」の異なる動きをすることができました。

このように左右の手で別の動きができると、お皿を持ちながら食べる、食べ物を切り分けるなどのことができるようになります。

電子レンジで温める様子を眺める子どもたち

次に、切ったジャガイモは自分で袋に入れ、電子レンジで温めます。

「ぐるぐる回っているね」「いいにおいがしてきたね」電子レンジを見つめる子どもたちからはこんな会話が聞こえてきました。

また、電子レンジに表示されている数字を読み上げ、カウントダウンをする子もいました。まだ数字が読めない子は、他の子のカウントダウンに合わせ首を振ったり、言える数字だけを言ったりして、それぞれが出来上がりまでの時間を楽しみながら、電子レンジの前で3分間「待つ」ことができました。

電子レンジから取り出したジャガイモを麺棒でたたいて潰します。熱いので、直接触らないようにタオルを敷いた上からトントン、コロコロとさまざまなやり方で潰しました。子どもたちは、「全部潰れたかな?」と確認し、自分のタイミングで次の工程に進みます。

今回は手のひらで丸く成形していきます。手の上で転がすだけではうまくまとまらず、両手で力を入れて固めるなど、どのようにしたら丸になるのか試行錯誤しながら作りました。

丸くした生地をたこ焼き器で揚げ焼きにしたら、ポテトボールの完成です。子どもたちでテーブルセッティングを行い、保護者を呼び、みんなで一緒に食べました。

自分で収穫したものを自分で調理することで、食べる意欲も湧いてきます。

府中ルームでは積極的に食育活動を行い、自分で作り、食べる楽しさを体験しています。しっかり食べ、動き、睡眠をとるという「生きる力」を子どもたちに身に着けてほしいですね。

文:発達支援つむぎ 府中ルーム職員

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