発達支援つむぎ 府中「畑で取れた大根で何を作ろう?」
2022.12.26
#発達支援
日ごとに寒さが厳しくなってきた11月、発達支援つむぎ 府中ルームで行った食育活動の様子をお伝えします。
スタッフは今回の食育で何を調理するか決めていません。畑で採れた大根を使って何を作りたいか案を出し合い、子どもたちで話し合います。
今回ご紹介するグループでは、サラダ、煮物、チャーハンなどの案の中から、相談の末「おでん」と「味噌汁」に決まりました。作るものが決まると使う材料を考え、近隣のスーパーへ買い物に行きました。
1週間後、待ちに待った調理活動です。まずは畑で採れた立派な大根を、どのくらい料理に使うか相談です。「このくらいかな」と手で長さを測りながら決めました。
おでんチームです。
まずは大根の皮をピーラーで剥き、スケッパーで半月に切ります。どうしたら上手く切れるか、隣の友達が作業している様子をじっくり見て学び、真似して切る姿が印象的でした。
鍋におでんのスープを作り、大根と鶏肉を手で入れます。生の鶏肉を手で触れるかな、と思っていましたが、そんな心配をよそに「ぶにょぶにょしてる」と感触を楽しみながら鍋に入れていました。鍋でぐつぐつ煮込んでいきます。
次は味噌汁チームです。
大根と人参の皮をピーラーで剥き、スケッパーでいちょう切りにしていきます。その様子を近くで見守っていると、「僕、自分でできるから、先生は触らないで見ていてね」という声が何度も聞こえ、「自分でやりたい」という強い気持ちを感じました。
豚肉は手で割いて入れ、他の材料と一緒に煮込みます。具が柔らかくなったらつむぎ自家製味噌、昆布茶を入れていきましょう。
おでんと味噌汁の完成です。
「いただきます!」「ふーふー」冷まして食べます。自宅では大根を食べない子どもが完食したことにスタッフが驚いていると、ある子どもが「自分で作ったからじゃない?」と。
やはり自分で作ると一味違いますね。
大根という野菜から、何を作るか、どんな材料を入れるかなど、子どもたちで「考え、話し合い、決める」ことを重視しました。子どもたちが一から考えることにより、いつもよりさらに意欲的に活動に取り組む姿がありました。
今後も子どもたちの「主体性」を育める環境を作っていきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ
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