発達支援つむぎ 府中「食育活動~畑で採れたジャガイモと自家製味噌を合体!~」

2023.07.31

#発達支援

梅雨も明け、いよいよ本格的な夏がやってきました。発達支援つむぎ 府中ルームでは畑で採れた野菜を使った食育活動に力を入れています。今回は、子どもたち自身で収穫したジャガイモと自家製味噌を使った食育活動の様子をお伝えします。

スケッパーでジャガイモを切る子どもたち

まずは、ジャガイモをスケッパーで小さくサイコロ状に切ります。スケッパーを初めて使用する子どももいましたが、事前に「両手でスケッパーを押さえて切るか、片手で切るときはジャガイモを押さえる手は猫の手にするよ」と伝えると、自分の好きな方法を選択して安全に切ることができました。

食育活動を積み重ね、スケッパー操作に慣れている年長児は、「2個一緒に切ったほうが早く終わるよね」と自ら考えて工夫する姿が見られました。

そうして切ったジャガイモは袋に入れ、電子レンジで温めます。

麺棒でジャガイモを潰す子どもたち

ジャガイモが柔らかくなったら、麺棒で潰していきます。麺棒を縦にして上からトントンしたり、横にしてコロコロと転がしたりして潰しました。

次に、片栗粉をスプーン1杯入れ、手で揉みこみます。「これを入れるとどうなるの~?」と片栗粉を入れる理由に興味を持ち、匂いを嗅いだり実際に触ったりすることで「ベタベタじゃなくなった!」と感触の変化に気づいていました。

ジャガイモがまとまってきたら、成形です。見本は丸い形でしたが子どもたちの発想力は無限大!魚や蛇、リボンなど好きな形にしていきます。

成形できたらホットプレートでこんがりきつね色になるまで焼きます。

自家製味噌・みりん・砂糖を混ぜ合わせて煮詰めた味噌ダレをつけたら完成です。

完成したおやつを食べる子どもたち

「いただきます!」保護者をお呼びし、みんなで一緒にいただきました。

「お家でも作ろうね」と調理の工程を保護者に説明したり、普段ジャガイモを食べない子どもも一口食べようと挑戦したり、保護者から「美味しいよ」と褒められると照れくさそうに笑ったりする姿がありました。

コンポストにジャガイモの皮を混ぜる子ども

食べて終了ではありません。つむぎ府中ルームでは食の循環を意識しコンポストの活用にも力を入れています。

「栄養たっぷりの土を作ってまた美味しい野菜を作ろうね」とジャガイモの皮や食べきれなかった残食は自分たちでコンポストに入れます。野菜の皮や残食がなくなり土になった様子を見て疑問に思ったり、面白いなと興味を持つことで、食品ロスなどの環境問題についても考えるきっかけになったら嬉しいです。

これからも食の循環を意識し、畑仕事から食育活動への繋がりを大切にすることで、子どもたちの食への興味や意欲を引き出せるような支援をしてまいります。

文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ

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