発達支援つむぎ 府中「全身で楽しむ感触遊び」
2024.07.29
#発達支援
こんにちは!発達支援つむぎ 府中ルームです。熱さも日々増していき、本格的な夏もすぐそこまで来ているようです。6月のつむぎ 府中ルームでは感触遊びをたくさん行いました。
まず、ご紹介するのは、「絵の具を使った感触遊び」です。ペットボトルや紙コップ、粘土の道具などをスタンプにして、画用紙にペタペタと色をつけていきます。「これはどんな形になるかな?」「赤と青まぜたらどうなるんだろう?」子どもたちは色々なことを考えながら自由に製作していました。
手や足に絵の具を塗って手形や足形をつける子もいました。手足に塗っているうちに、感触が気持ちよくなって、全身に広がっていきます。肌の色がみるみる変わっていく様子に夢中になっていました。また、少し経つと絵の具が乾いていき、パリパリとした感触に変わることにも気づき、変化や気付きを一生懸命伝えてくれました。
畑では、砂場や田んぼ(田植え前)で、「泥んこ遊び」をたっぷり楽しみました。中には汚れることや感触を嫌がる子もいますが、楽しそうに泥遊びをしている友達やスタッフの姿を見て、「さわってみようかな?」「足を入れてみようかな」と、挑戦する姿が多く見られました。
田んぼでの泥遊びは、田植え前のこの時期だけの、年に一度のお楽しみです。田んぼ内を歩くと、足がとられてなかなか前に進めません。泥の中に入ることに抵抗がある子は、ベビーバスの船に乗ってスタッフが動かしながら中に入りました。少しずつ泥に慣れていくと、自分から降りて遊び始める姿も見られました。追いかけっこをして遊んだり、泥の中にスタッフが隠しておいた玉ねぎやじゃがいもを探して集めたり、笑顔いっぱいで楽しむ姿が見られました。
感触遊びを行うことによって、手や足が刺激されます。「冷たい」「あったかい」「ヌルヌルする」「気持ち悪い」「色が変わった」などなど、子どもたちは様々なこと感じ、教えてくれます。五感が研ぎ澄まされ、絵の具や土の匂いに気付いたり、音に注目したりする姿も見られました。五感が刺激されることによって、脳への刺激にもなると言われています。また、泥んこに足をとられながら不整地の中を歩くことで、体幹の筋力やバランス感覚が鍛えられえます。
子どもたちが自ら「楽しそうだな」「やってみよう!」と思える環境を引き続き提案して参ります。
文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ
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