発達支援つむぎ 府中「畑でどろんこ遊び」

2024.08.26

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 府中ルームです。梅雨が終わり、残暑の厳しい季節になりました。今回は畑仕事ついてお伝えしたいと思います。

つむぎ 府中ルームの畑での支援は「畑仕事」「自然遊び」の二つを軸に、自然の魅力を五感で感じながら楽しめる内容となっています。

一つ目の軸、「畑仕事」では、畝づくりから普段の世話、収穫と全ての工程を子どもがスタッフと一緒に行っています。

畝づくりでは、素手で土を触ることによって、土の肌触りや土と太陽の光の温かさなどを感じています。水やりでは、畑の敷地内にある用水路に落ちないようにじょうろやバケツで水を汲み、こぼさない様に畑まで運ぶことで身体の使い方を経験しています。

収穫は、食物の成長の過程を間近で感じ、達成感を得る体験となっています。そして、畑仕事から「食育活動」に繋げることで、食の循環を知り、食を楽しみ、食に興味を持てるように支援をしています。

二つ目の軸、子どもたちの楽しみ「自然遊び」にもたくさんの魅力があります。

畑の中の一番人気の遊び場は、通称「どろんこ場」と呼ばれる泥場です。感触遊びや泥遊びが大好きな子にとっては、これ以上ない程の遊び場スポットになっています。それとは逆に、汚れるのが苦手な子にとっては、近づくのも拒みたくなるような場所となっています。これから紹介するYくんは、今年4月より利用されています。初めは、汚れるのが苦手で泥場に足を入れるのも拒んでいました。

まずは、泥場がどんなところなのかを一緒に探りました。いきなりではなく、少しずつ遊び方を変えて様子をみせます。好きなおもちゃを泥に付けて遊ぶことが出来たら、次はスタッフの指に泥を付けて様子をみます。遊びの中でスタッフの指がYくんの腕に触れて、泥が付くとYくんも自分の指に付けた泥をスタッフの腕に付けて遊ぶことが出来ました。汚れることの苦手さがスタッフとの遊びを通じて「楽しいこと」へ変えることが出来ました。

泥場で遊ぶ子どもの様子

一度、楽しいと分かると遊びがどんどん広がっていきます。両足で泥沼に浸かり、両手も泥だらけで楽しむ様子が見られました。友達がコンポストから持ってきたトウモロコシが泥場に落ちた拍子に泥が顔にはねても気にすることなく、遊びこむことが出来ました。

泥場に落ちたトウモロコシを拾う子ども

楽しい「自然遊び」を終えた後は、きゅうりの収穫を行います。畝の中に大きなきゅうりがなっているのを見て「きゅうり、おっきい」とその大きさに驚きながら、頑張って収穫し、嬉しそうに持って帰りました。

大きなきゅうりを嬉しそうに持つ子ども

同じような「苦手」を、自然の中で楽しみながら「楽しい」に変えていくことが出来るのも、畑での支援の魅力の一つです。今後も、日常生活の中で体験することが難しい畑仕事や遊びを通して、子どもたちとたくさんの「楽しい」経験を積み重ねていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ

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