発達支援つむぎ 府中「異年齢グループで城山公園へ〜10の姿と戸外活動〜」

2024.10.28

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 府中ルームです。

暑い日が長く続いていましたが、 気持ちがよい風が吹き、秋らしい日も少しずつ増えてきました。つむぎ 府中ルームでは、活動の中で「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」(※)に繋がる力を育めるよう支援しています。

先日は畑から、約40分間かけて 国立市にある城山公園へ向かいました。 この日は4名の異年齢グループでの活動でした。

手をつないで歩く様子

年長の Aちゃんと年下のBくんがペアで手を繋ぐことになりました。スタッフは、「Aちゃん、Bくんの手をしっかり握ってね」と言葉をかけます。

Bくんが、保護者の方と離れた時、「ママ、行かないで」と、寂しそうにしているのを見て、Aちゃんが「Aちゃんが守ってあげるよ 大丈夫。」と言葉をかけていました。Bくんはその後、気持ちが変わり、Aちゃんと一緒に歩き始めました。子ども同士での「言葉による伝え合い」が見られました。

道路を歩く際は、友だちが手を上げて歩いているのを見て、真似をして歩くことができていました。「健康な心と体」に繋がる力です。

異年齢で活動する中で、友だちを励ましたいという気持ちが生まれ、自分なりに言葉をかけてあげたり、散歩の時のルールを意識して行動したりするなど、「道徳性や規範意識の芽生え」の姿もありました。

城山公園の井戸で遊ぶ子どもたちの様子

城山公園では、Ⅽくんが井戸を見つけ遊んでいます。

Aちゃんも近くに来ましたが、どうやって遊べば良いかわからない様子です。

スタッフが「どうやるのかな。Cくんに聞いてみよう」と話すと、Cくんは、「わかるよ」と言って、ひとりで動かします。

Aちゃんは、まだ遊び方がわからない様子です。

スタッフが「Aちゃんは、わかったと思う?」とCくんに聞くと、Cくんは、Aちゃんの近くに行き「これを持って、引っ張って、」と相手にわかるように言葉や動きで説明します。

その後、Aちゃんは自分で引っ張って遊ぶことができました。Cくんは、友だちに伝えることができたという達成感を得ることができました。「言葉での伝え合い」に繋がる姿が見られました。

言葉での伝え合いを行う様子

これからも、活動の中で「幼児期に育みたい10の姿」に繋がる力を育くんでいけるよう、関わっていきたいです。この先の子どもたちの成長がとても楽しみです。

※「保育所保育指針」に示され2018年4月より施行された「幼児期の終わりまでに育ってほしい10の姿」(幼児期の終わり、すなわち小学校入学までに育んでほしい姿や能力のめやすを10種に分類したもの)を示しています。

文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ

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