発達支援つむぎ 府中「稲刈り体験」
2024.11.25
#発達支援
こんにちは。発達支援つむぎ 府中ルームです。
秋も深まり、木々が色づき始める季節なりました。今回は、10月中旬に畑の敷地内にある田んぼで行った、稲刈り体験の様子をお伝えします。
稲刈りでは、普段使うことのない「鎌(かま)」を使います。手を切ることがないよう慎重に扱う必要があります。「刃の部分はよく切れるので、触らないようにしましょう。」など、使い方の説明を真剣な表情で聞いていた子どもたち。よく聞いた後、さっそく実践しました。
左手で稲を持ち、右手で鎌を持ちました。鎌は稲の根本にあてて前後に動かします。
「あれ…」なかなか鎌が進みません。スタッフも手を添えて、一緒にやってみます。思っていた以上に力が必要な作業です。「よいしょ、よいしょ…」何度も動かします。
「できた!」収穫できました。
収穫した稲を見て、「どこにお米があるかわかる?」とスタッフが聞くと、考え込む子どもたち。スタッフが穂先を指して、「この茶色い粒の一つ一つにお米が入っているよ」と伝えると、「ほんとだ!お米と一緒の形だ!」と、気づきを得ていた様子でした。
「みんなが普段食べているごはんは、こうやってできているんだね。」と伝えると、じっくり観察したり、穂の部分を触って米がある感触を確かめたりして、興味津々の子どもたちでした。
そして「米一粒には7人の神様がいる」という話をしました。「え!ここに?」と驚きながら、聞き入る子どもたち。一粒一粒の米の大切さを感じる時間となりました。
毎日当たり前に食卓に並んでいる米でさえ、食卓に届くまでの過程を知る機会はなかなか得られないものです。田植え、稲刈り、脱穀、精米…多くの過程を経て、わたしたちの元に届きます。今回体験したのは、「稲刈り」という一部の作業ではありましたが、子どもたちは食の循環の一部に触れることができる貴重な時間となりました。
今後も、ホンモノの体験を大切にしていきたいと思います。
文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ
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