発達支援つむぎ 府中「焚き火で食育活動」
2025.01.06
#発達支援
こんにちは。発達支援つむぎ 府中ルームです。
あっという間に本格的な冬の季節の到来です。畑の冬野菜も大きく育ち、食べごろを迎えています。12月の食育活動は、収穫した野菜で「チヂミ」を作ることにしました。しかも焚き火を使っての調理活動です。この日の為にスタッフは何度も焚き火の練習を重ねて挑みました。
調理活動の前に、畑の野菜に水やりや畝の雑草抜きを行いました。用水路からジョーロに水を汲み、畝まで運びます。重くて運べないと、水の量を調整して運んでいました。
今日は水菜を使います。葉先を持つと千切れてしまうので、根元を持って引き抜くように伝えると・・・スポっと抜けました。この後、用水路で泥を落とし、水道水できれいに洗いました。
洗った水菜は手で細かく千切ります。茎の部分は少し固いので引き裂くように千切りました。ボールに小麦粉と水を入れ、水菜を混ぜ合わせます。生地が出来た後は火おこしに取り掛かりました。
藁を敷き、その上に木を並べて入れます。木は、近所の材木店から譲っていただいた木片です。いよいよマッチで火を藁に点けますが、すぐに消えてしまい、なかなか大きな火になりません。「なんでだろうね」「あ、煙がでてきたよ」「臭い臭い!」子どもたちが見守るなか、スタッフは若干、必死になって火おこしに取り組みました。「あ!火が見えた!」ようやく火おこしに成功すると、「火が点いたら煙が出なくなったね!」と発見を教えてくれた子がいました。
「本当だね、不思議だね。」皆でいろんな感想を言い合いながら燃える火を見つめていました。
直火なので、あっという間にカリカリに焼けた水菜チヂミの出来上がりです。「みんな~!できたよ!」と大きな声が畑に響き渡りました。
醤油を少しかけてペロリとみんなで食べました。始めて水菜を食べた子も「おいしい~!」と完食です。自然の中で自分たちが1から作ったチヂミ、とても美味しかった様子です。何度も回数を重ねていくうちに職員の火おこしは大分上達しました。まさに大人も子どもと一緒に経験を重ねて成長する姿です。
畑で、育て、収穫し、調理し、食し、廃棄物はコンポストにして再利用する…。食育の連続性を大切に、今後も畑での食育活動に力を入れてまいります。
文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ
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