発達支援つむぎ 府中「自分の成長を感じる出来事」

2025.03.31

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 府中ルームです。

寒さが厳しい日々から、少しずつ暖かい日が増えてきました。子どもたちは、益々元気に戸外で過ごしています。

3月は、今年度戸外活動で行った公園の中で、もう一度行きたい公園を子どもたちが選択しました。今回は、府中郷土の森 交通遊園での様子です。

この日は、足漕ぎカートが使用できない日だったので、大型遊具で遊ぶことになりました。大きな滑り台を「楽しい!」と言って楽しむ友だちに対して、僕は、怖いからやらない」と話すKくんの姿がありました。

大型遊具には鉄棒もあるので「こっちから登ってみよう」と登ることができそうな所を探し始めました。

遊具にのぼる子ども

自力で登れる高さの鉄棒を探して上に登ったところで「自分の力で登れたね」と伝えると、「前に来たときは難しかった」と自ら登れたことに驚く姿がみられました。

その後のK君は友だちが滑り台を楽しむ様子を見ながら、自分が出来る遊びで過ごします。石の台座に着地し、バランスをとりながら歯車の形をした平均台を進みました。

遊具で遊ぶ子ども

そこで、先程までK君と同じように怖がっていた友だちが挑戦する姿を見ました。その友だちの姿に感化されて、もう一度挑戦するために上に登り始めました。

緊張していましたが、滑り台の入口に立つことが出来ました。スタッフが見本で滑る様子を見せると「やっぱりできない」「こわい!」と言って、下に降ります。下に降りると「別の場所から行く」と言って滑り台の下に向かいます。

遊具で遊ぶ子ども

スタッフが「どうするの?」と聞くと、「下から登る!」と言って上に誰もいないか確認をしました。友だちがいないことを確認すると助走を付けて滑り台に向かって走ります。

なかなか登れなくても、諦めずに何度も挑戦する姿がありました。登り切ることは出来ませんでしたが、自分の出来る方法で登ろうと取り組む姿にスタッフも感動しました。

公園で遊ぶ子どもたちの様子

最後は、小学生に人気の消防車の屋根に自力で登り、その姿を見て挑戦した友だちに登り方を伝えていました。

自分自身の出来ることを理解し、チャレンジして出来た時の達成感、そして自信に繋がることへの喜びや、苦手を克服することの難しさなど様々なことを感じながら経験した一年でした。つむぎの子どもたちは、その様な体験をする場を自ら選択して体得することが出来ています。これからも、子どもが主体的に選択できる環境の中で、さまざまな感性を育んでいきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 府中ルームスタッフ

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