つむぎふじみ野「カレー作り」

どろんこ会が大切にしている活動の一つが「食育」です。お昼の時間になったから食べるのではなく、意欲を持って食卓に向かってほしい、実体験を通して食への興味を育みたい、そんな想いのもと日々の食卓を異年齢で囲んだり、クッキング活動を行ったりしています。

先日は、マンスリーコースを利用している子どもたちがカレー作りに挑戦しました。マンスリーコースには、苦手な食べ物が多く食事への興味が薄い子もいますが、日々活動を共にしている保育園の子どもたちの姿が刺激となったのか、自ら身支度をしてカレー作りに参加することができました。

まずは3、4歳児の子どもたちが野菜の皮むきを行いました。マンスリーコースの子どもたちも興味津々でじっと見ていました。

野菜の皮むき

次は5歳児年長さんの出番です。包丁を使ってにんじん、じゃがいも、玉ねぎを切りました。初めて握る包丁に大人も子どももドキドキでしたが、真剣な表情で取り組んでいました。

包丁で野菜を切る子ども

調理が終わった途端、エプロンとマスクを外して「かゆかった~」と一言。やってみたい、挑戦してみたいという気持ちがあったから苦手なことも頑張ってくれた姿に、気持ちを調整する力が育っていることを実感しました。 日頃から一緒に生活し、共に遊び、食卓を囲むお友だちがいてくれるからこそ、つむぎの子どもたちもやってみたい!と感じてくれたのだと思います。

コロナ対策のため、調理工程すべてを子どもたちで行うことはできませんでしたが、調理員のスタッフがカレーの味付けの工程を目の前で見せてくれました。

カレーの味付け

この日は、給食前の片付けもいつも以上に率先して行ってくれた子どもたち。「ぼくが切ったじゃがいもかな」と目を輝かせながら味わうカレーはとてもおいしかったです。こんなふうに意欲や喜びを感じられる日々の生活を、お友だちと共に送れるのは、マンスリーコースならではです。

今後もつむぎふじみ野のマンスリーコースの魅力をお伝えしていきたいと思います!

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルーム職員

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