発達支援つむぎ ふじみ野「食欲の秋がやってきた」
2021.12.14
#発達支援
発達支援つむぎ ふじみ野ルームで実施した体験学習「芋ほり」の様子をお伝えします。
食べる事が大好きなふじみ野ルームの子どもたち、中でも「焼き芋」は体験だけではなく通常の支援の中でも多く行ってきました。
今年度の収穫祭では、「自分たちで育てたさつまいもで焼き芋をしたい」をスローガンに苗植えから行いました。
5月に苗植えを行いました。
苗を植えたことがある子は、保護者の方に植え方を伝えながら行っていました。「よく覚えているね」とほめてもらうと、嬉しさでやる気も倍増し表情も自信に満ち溢れていました。
看板作りでは、大人たちが感心するほど独創的な作品が出来上がりました。「子どもの感性ってすごいな…」と温かく見守ってくださる保護者様がいてくださる事でのびのびと表現できているのです。
広い畑で、裸足になり思いっきり走り回り、体全体を使って楽しみました。
夏になり、ぐんぐん伸びる葉っぱを職員が「つる返し」しました。その様子を、写真を使って掲示することで、物を育てる為に必要な作業を知り、「畑仕事」について興味を持って話を聞いてくださる保護者がいらっしゃいました。
11月、芋ほり本番です。
葉っぱが生い茂った畑を見て「芋がない」と周りを探していた子どもたちでしたが、埋まっていた芋を見つけると手を使って掘り始めました。
頭しか見えていなかった芋を、どんどん掘り進めていくY君「無理だよ…」と諦めそうになっていたのですが、その隣で掘り進めている友だちの姿をみて最後まで掘りきることができました。
形や長さの違う芋をどうやったら掘ることができるか、考えながら土を掘り、体の位置を変えながら引っ張ってみたり、倒してみたりと体全体を使います。
人気だったのが、荷物を運ぶ一輪車でした。バランスを取るのが難しく、押すのか引っ張るのか考えながら一歩一歩進んでいきました。最後まで運ぶことができ、達成感に満ち溢れた表情が見られていました。
8月から取り組んでいる「かまどを作ろう」プロジェクトが進んでいるふじみ野では、焚き火を使った活動を多く取り入れています。ピザ・焼き芋・焼きおにぎりを本物の火を使って焼く工程の中で、火を起こす作業を手伝うことに楽しみを感じてくれている 子、木が燃えるにおいの変化 に気づき、それをきっかけに焼いている食べ物に興味を持ってくれた子など様々な姿が見られています。
今後も、本物に触れる経験を多く行っていきます。
文:発達支援つむぎ ふじみ野ルーム職員
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