発達支援つむぎ ふじみ野「興味関心から育まれていくもの…」

現在、発達支援つむぎ ふじみ野ルームでは、併設しているふじみ野どろんこ保育園と合同で「かまどを作ろうプロジェクト」が進んでいます。かまどを試作中のため、職員がブロックを組んでいると、近くに行き、じっとかまどを見つめたり、ブロックを触ってみたりと興味津々の子どもたち。

かまどに興味津々な子ども

ふと・・・試作中のかまどの中を見ると、チョコンと小さな木の枝が。

試作中のかまど

かまどを作っている様子を見ていた子どもが、焚き火をするのに必要な物を自分で準備をしようと木の枝を拾ってきて入れたのです。

その後、試作をしていた用務員のSさんが、子どもたちがそのまま遊びを展開していけるようにと、かまどを小さくした形でブロックを組み直してくれました。そこからは、フライパンをもってきたり、葉っぱを拾って炒めてみたり、更に小枝を集めてかまどの中に入れたりと遊びが広がっていく様子が見られました。

小さなかまどで遊ぶ子どもたち

興味や関心を持ったものが遊びに代わっていくことで、必要な物を自分で考え、準備することや、同じように興味を持った友だちとやりとりする機会にも繋がっていきます。遊びが様々な学びに代わっていくのですね。

つむぎに通っているお子さんの中には「言葉がなかなか出てこない」といった、言葉の遅れのあるお子さんもいます。つむぎスタッフは子どもの視線の先の状況を言葉で代弁し、「何しているのかね」「ブロックでかまどを作っているね」と、言葉を添えていくことで物と言葉とが結びついていくことや、気持ちと言葉が繋がっていくきっかけになるよう支援しています。

固定されたプログラムを行っていくのではなく、子どもの「やってみたい」から広がる発達の可能性を大切にした支援を今後も行っていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルーム職員

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