発達支援つむぎ ふじみ野「ふじみ野の畑仕事が始まりました」

新緑のきれいな季節になり、畑仕事のシーズンがやってきました。発達支援つむぎ ふじみ野ルームでは毎年、プランターや畑で様々な食物を作り支援の中で調理に使ったりスタンプにしたりして活動の中に取り入れてきました。野菜が苦手な子、どのように育っているのか知らない子などが様々な気づきを経て、育てた食物に興味を持つ姿が見られていました。

昨年度は、発砲スチロールやバケツでの米作りに挑戦しました。稲刈りをし、丁寧に脱穀して少量のお米を収穫する事ができました。そのお米を混ぜたおにぎりは格別に美味しかったです。

今年は「園庭に田んぼを作りたい!子どもたちに自分たちが食べているお米がどのように育つのかを知ってほしい」という想いを形にするべく、併設している保育園と協力して田んぼを作ることにしました。

浦和美園にあるつむぎの田んぼを見学させてもらい、用務スタッフから作り方やコツを教えていただき田んぼ作りのスタートです。

園庭の片隅にとてもかわいいサイズの畑を2つ作ります。

スコップで穴を掘る子どもたち

大人のスコップを使い力いっぱい掘り進めていきます。道具を操作していく中で、体の使い方や力の入れ方などを身につけることができます。友だちに教えてあげたり、やり方を一緒に考えながら作業を行っていったりする事で協同性が育まれていきます。

スコップで穴を掘る子どもたち

会話を楽しんだり、何かを発見した喜びや驚きを共有していったりしていくことで、相手への愛着やコミュニケーション力を育んでいきます。

タライで水を運ぶ子どもたち

協力して水を運んでいきます。友だちと呼吸を合わせる、歩く幅や速さを合わせるなど、相手を意識する機会を多く持てていました。

掘った穴に水を入れて田んぼを作る子どもたち

水を貯めて、水や泥の感触を楽しみました。泥遊びをしながらの田んぼ作り、大きな石が見つかったり虫が出てきたりと宝探しのようにして楽しんでいました。

完成した田んぼには、6月の体験学習で田植えをしようと計画しています。次回、その様子もお伝えしていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルームスタッフ

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