発達支援つむぎ ふじみ野「積み重ねていく経験」

発達支援つむぎ ふじみ野ルームのマンスリーグループは、日々併設しているふじみ野どろんこ保育園の園児と共に過ごす中で、その子に合わせた支援を行っています。

4月から新年度が始まり早8カ月が経ちました。毎日園児と共に過ごし、沢山の体験や沢山の関わりを経験している子どもたち、一人一人の成長が見られています。

タコを触る様子

4月の入所当初は自分の興味あるもので遊んでいる様子が多かった子も、他児が集まって見ているものに視線が向き「なんだろう、いってみよう」と自分から参加していく姿が見られるようになり、興味の幅が広がっている様子が伺えます。

また、友だちが遊びに誘ってくれたことに対して「うん」と頷き誘いを受け入れ、一緒に遊び始める姿も見られることから、コミュニケーション力が育まれている様子のひとつも伺えます。

外で遊ぶ子どもたち

秋に行われた運動会でも子どもたちそれぞれの成長が見られました。

玉入れ競技では、みんなと一緒に参加し、みんなで行う活動を楽しむことができた様子が見られました。

玉入れをする子どもたち

運動会の競技に参加する、参加できる、ということは当たり前にできることではありません。

大人数が苦手な子いれば、ルールを理解しルールに沿って参加することが難しかったり、長い待ち時間の中で、自分の番を待っての参加が難しかったりと、それぞれに様々な状況を受けとめ、自分の感情を調節しはじめて「参加」することに繋がります。

つむぎに通ってきている子どもたちは、日々の生活や遊びの中で沢山の経験をしてきているからこそ「失敗しても大丈夫」や「やってみよう」という気持ちが育ってきているのだと思います。

最後の写真は年長児で行ったリレーの写真です。

一生懸命に走る子ども

練習時はなかなか参加することが難しい様子もあった中むかえた当日。自分の番でパッと友だちからバトンを受け取り、コース内を走って、次の友だちにバトンを渡すというとても複雑な内容をしっかりと理解し、「参加させられる」のではなく、自ら参加し役割を果たすことがでた、きっと大きな自信に繋がったであろう姿をみせてくれました。

私たちつむぎスタッフはこれからも、子どもの持っている成長する可能性を信じて、個々のねらいにそった支援を提供し、子どもたちの「できた」を一緒に見ていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ ふじみ野ルームスタッフ

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