発達支援つむぎ ふじみ野ルーム「日本の伝統文化に触れ、体験しよう!」
2024.02.13
#発達支援
新年が始まり、今年度も残り3か月となりました。今年もつむぎ ふじみ野ルームでは子どもたちの成長を楽しみに、様々な体験学習を行いたいと思います。
今年、最初の体験学習は1月の年明けすぐに「日本の伝統文化」をテーマにして実施しました。和太鼓と獅子舞の演目に、凧作りや書初めなどのお正月遊びの体験活動、すいとん作りの調理活動を行いました。
和太鼓の演目では和太鼓サークル 夏野菜の方に来ていただき、青森県の伝統民舞「荒馬」、「水口春祭り」、「夢みのり太鼓」の3つを演奏していただきました。荒馬はふじみ野どろんこ保育園でも日々の保育で行っている民舞であり、「ラッセラーラッセラー」の掛け声に合わせて、左右に跳ねて踊ります。和太鼓や鐘の音、掛け声で盛り上がると、自然と体を動かして楽しむ子どもたちの姿が多く見られました。
獅子舞の演目では、子どもたちは獅子が舞う姿に目を丸くし、顔が「怖い」と言いながらも厄払いのため大きな口に噛まれていました。また、お正月の祝い酒を緊張しながらも飲ませ、酔っぱらって寝てしまった獅子に、「触りたい!」と自ら触り始める子どももたくさん居ました。集団の中で過ごすことが苦手な子どもたちも、この日は和太鼓や獅子舞に興味を持ち、自然と楽しみながら大きな集団で過ごしていました。
演目後は凧作り、めんこ作り、カルタ、書初め、福笑いの体験活動と調理活動、太鼓体験に分かれました。体験活動のお正月遊びでは、家族みんなで一緒に作り、遊べるように準備しました。調理活動や太鼓体験も平行して行ったため、室内でゆっくり、家族と安心して遊んでいる姿が多く見られました。調理活動ではビジターグループで育てた冬野菜と手作り味噌を使い、かまどを使用してすいとん作りを行いました。保存袋に小麦粉と水を入れて作ることで、汚れることを気にする子や年齢が低い子まで、多くの子が楽しんで取り組む姿が見られました。そして、最後は家族や友達と一緒に食べたことで、普段は野菜を食べられない子も「美味しい」と言って食べていました。自分たちの手で作った野菜やすいとんだったこともありますが、家族や友達と一緒に食べるといった、一緒に食べる人や環境も食事にとってはとても大切なことで、食育にも繋がる経験となりました。
今年もこの他に様々な体験学習を計画しております。お楽しみしていただければと思います。
文:発達支援つむぎ ふじみ野ルームスタッフ
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