発達支援つむぎ ふじみ野「経験すること、楽しむことから学ぶ発達支援」
2024.05.21
#発達支援
青々とした草木に囲まれた園庭のある発達支援つむぎ ふじみ野ルームです。
新たな年度になり、改めて活動プログラムをお伝えしつつ、子どもたちの様子を覗いてもらいたいと思います。
まずは、マンスリーグループです。ふじみ野どろんこ保育園の園児と共に過ごす中で、子ども一人ひとりの発達過程に応じた支援を行っています。
子ども同士の関りを多く持てるような環境づくりをし、関わりの中で友だちと過ごす楽しさややりとりするコミュニケーション力を育みます。時には・・・
友だちの使っているものが魅力的で言葉よりも行動が先になってしまうことで取り合いになる場面も見られます。ただこれは「けんか」ではなく「互いの思いがぶつかった場面」であり、子どもたちにとっては他者との関りの勉強をしている大切な場面でもあります。
支援するスタッフは、すぐに介入するのではなく、見守りつつ必要なタイミングでやりとりに必要な言葉を伝えることや、互いの気持ちの代弁をしていきます。
「〇〇ちゃんが作ったのがおいしそうだからほしくなっちゃったかな」「かしてかな」等、とめる支援をするのではなく、互いの気持ちを受け止めつつ、やりとりに必要な手段を伝えていきます。
そして、平日の午後と、土曜日の午前中にはビジターグループがあります。
保育園や幼稚園に通っているお子さんが週1回~2回、少人数でのグループ支援を受けに来ています。
こちらのグループも子どもたち同士が直接関わることや、多くの経験をしていくことのできる環境を提供する中で、個々のお子さまに必要な支援をしていきます。
こちらの写真は園庭にある築山を利用しての天然滑り台をしている場面です(子どもたちはどろんこスライダーとも言っています)
スライダーを楽しむ中でも、山で滑れるようになるまでに、他児と協力して水を運んできたり、他児が遊んでいる様子を見て自分もやりたいと遊びに対しての興味が広がる経験になったり、友だちと一緒に過ごすことが楽しいと感じられる経験に繋がったりと、楽しみながら必要な関りを経験していきます。
こちらは畑の大根を収穫し、作った味噌でお味噌汁をつくる所です。生活の中での身近な経験も大切にしています。調理を行うことで手先を使う経験に繋がり、手先の操作性を高めていく経験にもなります。
覗いていただいた通り、つむぎ ふじみ野ルームでは遊びの中、生活の中から実際に経験することで、学んでいける環境を大切にしています。
まだまだ様々な活動が日々展開されていて、その中には子どもたちの学びが沢山詰まった場面が見られると思いますので、つむぎ ふじみ野ルームの支援にご興味のある方はぜひ見学にいらして下さい。
これからも毎月、活動の様子や支援の様子をお伝えしていきますので、ブログも引き続きご覧ください。
文:発達支援つむぎ ふじみ野ルームスタッフ
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