子ども発達支援センターつむぎ 東大和「伝承遊び~福笑いで新年の幸せを願って~」

こんにちは、子ども発達支援センターつむぎ 東大和です。年末年始の長い休みが明け、元気に登園してきた子どもたち。新年早々、賑やかさが戻ってきました。

今回は伝承遊びの「福笑い」の様子をお届けします。「福笑い」は、昔から正月遊びとして知られています。目隠しをして、顔型に目や鼻などの顔のパーツを置いていく遊びです。出来上がった顔の面白さから思わず笑顔になってしまうため新年の幸せを願って遊ぶようになったと言われています。まさに「笑う門には福来る」です。

福笑い

今回、目隠しはせず、自分で目を閉じてもらい「だるま」や「おかめ」などの顔をつくります。子どもの発達状態に合わせて様々な大きさの顔を用意しました。真剣に目を閉じている子やしっかり目を開けて顔を作っている子もおり、作った顔を見て大笑いしたり「変な顔」と落ち込む子もいたり、完成した様々な顔に作り手の受け止め方も様々でした。

福笑いを楽しむ子どもたちの様子
福笑いを楽しむ子どもたちの様子

完成した「福笑い」を玄関に掲示しました。それを眺めて、子どもも大人も自然と笑顔になり、園にたくさん福を呼び込むことができました。

完成した顔

笑ったり泣いたり怒ったりなどの表情はコミュニケーションツールの一つにもなります。「福笑い」で作られた表情からどんな感情があるかを大人と一緒に考え、他者の表情から感情を読み取る力がつき、目や口の形をよく観察することで相手の細かい部分まで見る力が身につきます。

伝承遊びを通して、日本の文化を知り楽しみながら学ぶ時間となりました。

文:子ども発達支援センターつむぎ 東大和スタッフ

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