発達支援つむぎ 池尻「こんなこともできるんだよ」

2022.08.25

#発達支援

発達支援つむぎ 池尻ルームはテナント型の事業所ではありますが、室内ではなく、戸外に積極的に出かけています。そして、シャボン玉遊びや色水遊びをするのも玄関前のスペースを活用し、遊ぶこととしました。

シャボン玉遊びには子どもの口腔機能を高める効果があると言われています。言葉をうまく発声するために唇の動き、息の吐き方、あごの筋力などが必要になります。音の違いをはっきり表現する微妙な息づかいのコントロールには、シャボン玉遊びはもってこいの活動です。

スタッフが吹いたのを真似してCちゃんも吹きますが、最初は上手にできません。でも諦めることなく、ふぅと息を吐いて、たくさんのシャボン玉を飛ばすことが出来ました。太陽の光でキラキラと輝き、風に乗って飛んで行くのを見るCちゃんの目はとても嬉しそうに輝いていました。

次に、色水遊びをしました。洗面器の中に水を入れて、食紅で色を作ります。Cちゃんは、様々な色を混ぜて色の変化を楽しんでいます。

シャンボン玉をふくスタッフ

色水の中に手を入れて、バシャバシャと遊んでいましたが、手だけでは物足りたくなったのか、靴下を脱いで洗面器の水をひっくり返しました。玄関全体をプールに見立てた、大胆な水遊びが始まりました。Cちゃんはバシャバシャ、ぴょんぴょんとまるで水の中を泳ぐようにとっても生き生きとした様子で楽しんでいました。

Cちゃんは小さな玄関スペースさえも、水遊びが出来る楽しい場所に変えてくれました。スペースがないから水遊びが出来ないと決めつけていたのは、大人の勝手な思い込みであり、「この場所ではこの遊び方しかできない」と視野が狭くなっていたことに気づかされました。こうして子どもたちから教わることも多く、大人も子どもと一緒に学んでいるのだなと思いました。生活に根ざした活動を取り入れながら、想像力を働かせ、楽しみながら学び、生きる力を育めるように、これからも日々、子どもたちと一緒に成長していきたいと思います。

玄関前で遊ぶ子ども
シャンボン玉で遊ぶ子ども
水遊びを楽しむ様子

文:発達支援つむぎ 池尻ルームスタッフ

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