発達支援つむぎ 池尻「都会のルームで野菜栽培」

2023.02.23

#発達支援

東京・渋谷から電車で1つ隣の駅にある発達支援つむぎ 池尻ルームには、畑がありません。代わりにベランダを利用して、野菜を育てています。プランターだけではなく、ペットボトルも利用したマイ植木鉢に、子どもたちが種まきをしました。ホウレンソウ、カブ、サラダ菜、チンゲン菜、ラディッシュなど、さまざまな野菜が育っています。つむぎに来るたびに「どうなった?」と自分の植木鉢をのぞいて成長を気にする子どももいれば、種まきをしたあと、ずっと関心を持たない子どももいます。それでも、野菜の収穫の際は、どの子も興奮した表情を見せてくれます。

プランターで栽培している野菜

秋から冬にかけて、池尻ルームでは、収穫した野菜を使って、味噌汁や漬物、野菜の入ったパンケーキなど、調理活動をたくさん行いました。「カブは家では絶対に食べないのに」「あとからホウレンソウだったとわかると口から出してしまうのに」自分たちで育てた野菜を自分たちで調理すると、子どもたちはお代わりまでして食べていました。つむぎで食べられたことでその野菜に関心を持つようになった子もいました。

野菜の収穫
収穫した野菜を手にする子ども

都心では野菜を育てたり収穫したりできる機会はなかなか得にくいかと思います。しかし、ペットボトルで野菜を育てているのを見て、家でやってみたいとおっしゃる保護者の方もいらっしゃいました。限られた環境の中でも工夫したり試行錯誤したりする大人の背中を見て、子どもたちも一緒に工夫したり、試行錯誤したりしながら共に何かを得られるように取り組んでいきたいと思います。

つむぎ池尻ルームでは、今日も野菜が育っています。

野菜の鉢

文:発達支援つむぎ 池尻ルーム 職員

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