発達支援つむぎ 池尻「商店街でのお買い物体験」

こんにちは。発達支援つむぎ池尻ルームです。今回はつむぎ池尻ルームで開催した体験学習の様子をお伝えします。

今回の体験学習では、池尻大橋駅前商店街にある八百屋に行ってお買い物体験を行いました。出発前に、八百屋ってどんなところ？何がある？といった話をしました。

「八百屋ってどんなところか知っているかな？」と職員が聞くと「野菜が売っているところ！」と答えたり、買いたいものの野菜の名前を言ったりして楽しみにしている様子でした。

それから、商店街の八百屋に向かって出発。道中では子ども達同士で「トマト、あるかな～」「トウモロコシ、買う！」といった会話を楽しむ様子でした。

歩いて15分ほどで、八百屋に到着してからは、みんなそれぞれが買いたいものを選んでいきました。

八百屋に行くことが初めての子は何が売っているのか興味津々な様子で野菜などを見ていました。

また、野菜をいくつも買いたい子もいました。しかし持っているお金の金額は決まっているため全部は買えません。職員がこの野菜を全部買いたいけれど持っている400円じゃ足りなくて買うことができないんだ、どうしようか」と声掛けすると、「うーん、どっちにしようかな」と自分で考えて、決めていました。欲しいものがたくさんあるけれど決められた金額があり、その中で買うものを選んでいくといった自分自身で考える経験につながったのではないかと思います。

商品を買うために必要な100円の枚数を自分で数え、お店の方に渡すことができると嬉しそうな表情をした子もいました。数をかぞえることに苦手意識がある子も自分で野菜を選んで買ってみたいという気持ちから、頑張ってお金の枚数を数えている姿が見られました。

普段は野菜を食べない子も野菜を手に取って「これ買ってみようかな」と言い、野菜に少し興味を持っている様子でした。また、お店の方に挨拶をしたり返してもらったりすることで自分の気持ちを伝えられたという達成感や自信からか会話のやりとりが弾むような場面もありました。

今後も地域との触れ合いを通して相手への親しみの気持ちや思いやる気持ちを育み、公共の場、交通ルールなどを学べるような活動を設けていきたいと思います。

文：発達支援つむぎ 池尻ルームスタッフ

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