発達支援つむぎ 池尻「異年齢同士の関わり」

2024.03.21

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 池尻ルームです。今回は、つむぎ 池尻ルーム1・2歳児のグループ支援の様子をお伝えします。

こちらのグループでは、2023年4月から同じメンバーで週に1回集団支援を行ってきました。

最初の頃はつむぎの場所やスタッフ、友達に慣れず、泣いている子やなかなか入室できない子もいました。遊びもひとり遊びがメインで自分の使いたいものを友達が使っていると取り合いが起きることがよくありました。

公園でボールを使って遊ぶ子どもたち

秋頃になるとスタッフを介しながら友達と同じ空間で過ごしたり、遊んだりする時間が増えてきました。

砂場で一緒に遊ぶ子どもたち

年が明けるころには、自発的に友達に対して「遊ぼうよ」と声をかけて一緒に遊ぶ様子が見られてきました。自分より年下である友達に対してその子が好きなものを持って行って「遊ぼう」と声かけたり、「僕がやってあげるよ」と遊びを見せてあげたりする様子も見られてきました。

また物の貸し借りの場面では、年度当初はなかなか物を貸せなかった子が友達に貸せるようになったり、使いたいものを他の子が使っていて使えない時には、違う遊びをして待つことができたり、という他者と関わりながら生きる術をそれぞれ身につけていきました。

年下の子を気にかける幼児

初めのころは他者と関わることよりも自分ひとりだけで集中して遊ぶということが楽しかった様子の子どもたちも、他者と空間を共有していく中で少しずつ周囲の友達やスタッフの存在に気づくという経験をしてきました。そこから他者への関心が広がり、次第に他者と関わることへの楽しさに気づいたのではないかと思います。

他者への関心が広がり、関わる楽しさを知ったからこそ、スタッフが普段子どもたちにかけている言葉や動きなどを見て学び、年下である友達を自分が世話したいという気持ちが芽生え、行動につながったのではないかと思います。

今後も異年齢という環境の中で他者とのかかわり方や、関わることの楽しさが芽生えるような支援をしていけたらと思います。

文:発達支援つむぎ 池尻ルームスタッフ

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