発達支援つむぎ 池尻「地域の八百屋に行って野菜・果物探し」

こんにちは。発達支援つむぎ 池尻ルームです。今回は発達支援つむぎ 池尻ルームで開催した体験学習の様子をお伝えしたいと思います。

今回の体験学習では池尻大橋駅前商店街にある八百屋に行って野菜、果物探しを行いました。出発前には八百屋ってどんなところ？何がある？といった話をみんなでしました。

「八百屋ってどんなところか知っているかな？」と職員が聞くと「野菜が売っているところ！」という声が聞こえてきたり野菜果物探しカードを見ながら「これはバナナだ」「朝食べてきたよ」と答えたりして出発を心待ちにしている様子が見られました。

八百屋に到着してから絵と名前が書かれた野菜・果物カードを見ながら野菜と果物を一生懸命探す子どもたち。保護者と離れて八百屋に行くことが初めての子は何が置いてあるのか興味津々な様子で野菜や果物などを見ている姿がありました。

スタッフが子どもたちに「何か八百屋さんに聞きたいことはある？」と聞くと緊張や恥ずかしさからか「ない」と言う子もいました。しかしスタッフが八百屋さんに質問している姿を見たり、内容を聞いたりするなどしてからはどんな質問の仕方をしたらいいか理解し、自分の言葉で質問をしに行く姿も見られました。

八百屋さんに野菜や果物を直接触ってみても良いよと言われた時に力強くトマトを触ろうとしている子が「そっとだね」と言いながら力加減をしてトマトに触れている子を見ることで、その真似をして力加減を調節して触れるという姿も見られました。

スタッフがルールなどついてたくさん声掛けするのではなく、子ども同士がお互いの行動を見たり、自分の行動を振り返ることによってその場に適した行動とは何だろう、と考えるきっかけになったのではないかと思います。

また、お店の方に挨拶をしたり返してもらったりすることで自分の気持ちを伝えられたという達成感や自信からか、会話のやりとりが弾む場面がありました。

今後も地域との触れ合いを通して相手への親しみの気持ちや思いやる気持ちを育み、公共の場、交通ルールなどを学べるような活動を設けていきたいと思います。

文：発達支援つむぎ 池尻ルームスタッフ

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