発達支援つむぎ 生田「パンを買いに行こう」

2023.03.10

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 生田ルームです。今回は、地域交流の様子をお伝えします。

12月の活動で地域のパン屋に買い物に行きました。その後、子どもたちから「あのパン屋にまた行きたい!」とリクエストが多くあり、今月も地域のパン屋に買いに行きました。カレンダーを見て買いに行く日を確認している子、メニュー表を見ている子、パン屋さんで何を買うのか行く前から決めている子など、買い物に行く日をみんなが楽しみにしている様子が伝わってきました。

パンのメニュー

お買い物当日、T君はつむぎに来てすぐに、自分のお財布をスタッフに見せています。そして、メニュー表を確認し、400円を上手に使い切りたいT君はお金の計算もしていました。

「どの組み合わせなら、400円ぴったりになるかな?」

「パン屋さんにはジュースあるかな?」などと言いながら、真剣に考えていました。

Tくんはパン屋さんに到着すると、すぐに大好きなカレーパンを取りました。その後、しばらく店内を見渡すと、ふと何か思いついた様子でレジにいた店員さんのところへ行き、「野菜ジュースはありますか?」と自分が欲しいものを確認していました。

いつもは元気な声で話をするT君ですが、パン屋では店員の方に対し、丁寧に話しかけている様子がとても印象的で、彼の社会性の成長を感じました。お目当てのジュースは売り切れになってしまっていることを知ると「そっか…」と言って、すこし残念そうに会計をしていました。

帰り道で、「お金が余っちゃうから、自動販売機でジュースを買いたい」と提案したので、スタッフと一緒に自動販売機を回り、余っていたお金150円分のジュースを見つけることができました。パンもジュースも買えて、嬉しそうな表情でした。大好きなカレーパンを頬張りながら、次回のお買い物を楽しみにしていました。

カレーパンと食べる子ども

生田ルームでは、子どもたちの「やってみたい」を大切にして、可能な限り子どもたちの想いを活動に取り入れています。「やりたい」を「できた」に変えることができる経験を子どもたちと一緒に積み重ねていきたいと思います。これからも一人ひとりの思いを大切にしながら、活動していきます。

文:発達支援つむぎ 生田ルーム スタッフ

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