発達支援つむぎ 生田「長距離散歩」

2025.01.17

#発達支援

こんにちは。発達支援つむぎ 生田ルームです。

今回のブログは「長距離散歩」についてです。先日実施した長距離散歩の際に見られた子どもたち素敵な様子をお話させていただきます。

スタッフと手をつないで歩く子どもたち

道中は、1歳児の男の子を4歳児のお兄さんが手を繋いで歩いてくれます。1歳児なので4歳児と比べて歩くスピードが異なり、様々なものに興味関心を抱き、足取りが止まり、繋いでいた手を離して枯葉を拾い始めました。手を繋いでくれていた4歳児のお兄さんは、前列の子どもとの間隔が空いたことに気づき、早く行きたい気持ちがあったにも関わらず、1歳児の友達を置いていくことなく枯葉拾いが終わるのを待ち、手を差し伸べてまた手を繋いで歩き始める姿がありました。また、そこで慌てることなく1歳児の歩調に合わせて歩いてくれるという優しい姿も見られました。

子ども同士で手をつなぐ様子

その他にも、道中踏切の音がしたらみんなで足を止め電車を見たり、工事車両を眺めて「大きいね」と楽しみ、異年齢同士が協力し合い約40分かけて目的地まで到着しました。

また、1歳児の子は途中疲れて地面に座り込む様子も何度かありましたが、友達やスタッフの「がんばれー!」の声援や「拾った枯葉をママにプレゼントする」「ヤギと鶏を見たい」をモチベーションに頑張って歩き切りました。

鶏を観察する子どもたち
駅のホームで電車を待つ子どもたち

保育園に着いてからは、園庭にいた鶏を追いかけたり、ヤギの観察や触れ合いを楽しみました。

帰りはみんなで楽しみにしていた電車に乗り生田まで帰ります。ルームに戻り保護者から「頑張って歩いたんだね」と褒められている子どもたちの顔は、なんだか達成感に満ち溢れ、誇らしげな顔をしておりました。

どろんこ会が大切にしている子どもたちに育みたい6つの力のうちの一つ「ケガをしない強い体を育てる」。その為に、日々の保育や支援に取り入れているのが「長距離散歩」です。

長距離散歩は、下記の内容を目的とし取り組んでいます。

毎日一定量以上の光を目から取り入れることで体内時計が整われ、気持ちや体調の安定に関りがあるホルモン「セロトニン」の分泌が促され活動や休息のリズムが取りやすくなる。それに伴い午前中は日の光を目一杯浴びて体を動かし、おなか一杯お昼を食べて休息し、午後の活動へ繋げられるよう散歩を実施しています。

今回の長距離散歩を通して歩き切ったことへの達成感、年下の子を思いやる気持ち、挑戦する姿などたくさんの素敵な姿が見られました。これからも健康な体つくりと共に子どもたち一人ひとりの成長へと繋げていけるよう取り組んでまいります。

文:発達支援つむぎ 生田ルームスタッフ

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