発達支援つむぎ 吉祥寺「就学に向けて　～小学校に行ってみよう～」

こんにちは。発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。11月末に今年度最後となる就学グループを実施しました。

今回は近隣の小学校を訪問し、校舎の中を探検しました。小学校の雰囲気を直に体験することで、数か月後に迫る小学校生活の見通しを持ちやすくすることや、状況に合わせた集団行動の取り方を身に付けるなどの意図をもって企画しました。

校門で待ち合わせをしましたが、初めて見る小学校に興奮を抑えきれず、到着するなり校庭に向かって走っていく子どももいました。私たち職員もワクワクしながら校舎内に歩みを進めました。

最初に小学校に関連する絵本を読み、大まかなイメージを掴めたところで、いよいよ探検の開始です。

校内には、たくさんの先生や児童がいて、はじめは少し緊張した面持ちだった子どもたちですが、徐々に慣れていき、「ここは何する部屋？」「これは何て書いてあるの？」など、色々と職員に質問する姿が見られるようになりました。移動中も廊下を歩くときの約束を確認したり、すれ違う人に挨拶をしたり、公共の場での振る舞い方や社会性の育ちにつながる良い経験ができました。

職員室、図書室、保健室など様々な教室を見て回りました。時間の都合で中に入れなかった教室もありましたが、子どもたちはみんなドアに張り付いて中をのぞき込み、興味津々でした。

体育館では吹奏楽クラブの児童のみなさんが活動をしていました。初めて見る楽器や迫力のある音に圧倒されながらも、「あれ、やってみたい！」という声が聞こえてくるほどみんなで夢中になって聴き入っていました。子どもたちのキラキラした顔を見ていると、小学校に入学する楽しみが増したように感じました。

最後は１年生の教室をお借りして、一人ずつ席に座って探検活動を振り返りました。イスの座り心地や黒板の大きさ、掲示物など、実際に感じる体験を通じて、自分が小学生になったらどのような生活を送るのかを想像できる機会になったと思います。

就学グループは今回で最後となりましたが、これからも、就学を見据えた中で、子どもたちの様々な力を伸ばしていけるようにしていきたいと考えています。

文：発達支援つむぎ 吉祥寺ルーム職員

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