発達支援つむぎ 吉祥寺「五感を使ったどきどきわくわく体験」
2022.08.30
#発達支援
こんにちは、発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。
今回は、吉祥寺ルームでの「体験学習」の様子をお伝えいたします。7月の体験学習では、各部屋に設けられたブースを自由に行き来しながら、親子で「耳、手、目、口、鼻」の五感で感じることを大いに楽しみました。また、夏にぴったりのアイスづくりを行いました。
「何があるのかな?」と部屋をのぞくだけの子や、すぐに部屋に入り、「これはなに?」と手に取る子など、参加の仕方はそれぞれですが、他の子が楽しんでいる様子を見ていると「ねぇ何してるの?」と言葉をかけて部屋に入るなど、やりたい気持ちが高まる子もいました。
下の写真は、「さわる」部屋で片栗粉を水で溶いた「ダイラタンシー」を楽しむ様子です。
最初は「なにこれ?」と洗面器をのぞき込み、指でちょんちょんと恐る恐る触ってみます。柔らかい感触に「気持ちいい!」と手のひらをつけると今度は「ん?かたい?」と不思議そうな表情に・・・。握ると固まるのに、すぐにドロドロになる不思議な感触に子どもたちは夢中になって遊びます。
両手を沈めてみたり、高いところからポタポタ落としてみたり、広げた新聞紙の上に垂らして次々に形が変わる様子に気づいたり、感触を楽しむだけでなく、「なぜこうなるの?」という知りたい気持ちが好奇心を刺激し、自分で試して考える力を育むのだと改めて感じました。
子どもたちが楽しみにしていたオレンジジュースを使ったアイス作りでは、「本当にアイスになるのかな?」と半信半疑の様子で、氷と塩を入れた袋にジュースを入れた袋を入れ、力いっぱい振り続けます。勢いをつけすぎて袋が破けてしまう子もいるくらい真剣に振ること数分。途中であきらめそうになった時には保護者の方の力も借りて、冷たいアイスを完成させることができました。
冷たい食感や、100%果汁の酸っぱさにびっくりする子、いつもは食べないのに「おいしい!」とスプーンが止まらなくなる子、それぞれが「食べる」ことへの興味関心が高まった体験でした。
活動に思いのまま取り組んだ子どもたちからは、「遊びこむ」ことで五感が刺激され、心から満たされた表情がみられました。職員も子どもにとっては環境のひとつです。子どもと共に活動を楽しみながら互いに学びあえるよう、これからも努めてまいります。
文:発達支援つむぎ 吉祥寺ルーム職員
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