発達支援つむぎ 吉祥寺「みんなで桜を調べよう」

2023.05.08

#発達支援

こんにちは、発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。今回は3月に行った体験学習の様子をご紹介いたします。

桜が咲く季節になりました。いつも行く武蔵野中央公園には、いろいろな種類の「桜」が咲いています。

桜はどんなにおいなのかな…

色はピンクに見えるけど本当は何色なのかな…

など、気になることがいっぱい。

そんな興味関心を深める活動をしたいという気持ちからはじまりました。

武蔵野中央公園での活用の様子

はじめに、桜の絵本を一緒に読みました。子どもたちは、「桜の花が終わって夏になると、虫やセミがくるね」「秋は葉っぱがきれいな色に変身するね」などと関心が広がってきます。

ちょうど花びらが散る頃でしたので、風が吹くと桜吹雪となり、とてもきれいな風景でした。

桜の花の絵を描く子ども

「桜の花びらを拾おう」「黄色いのは、何だろう」「たんぽぽかな」と言いながら早速、それぞれの興味や関心に沿って活動をはじめます。花びらや枝を集めて画用紙に貼る子や、クレヨンで花びらの形をじっくりとみながら描写するなど様々です。

スタッフが、「すごくきれいに花びらを貼れたね」「もう少しで完成かな」と聞くと「もう少し待って!」「もうちょっと」と、どの子も取り組みに夢中です。

そうして完成した絵をみんなに発表をしました。

「ここに、桜の木をかいたよ」

「花びらは100枚だよ」

それぞれの描いた絵を嬉しそうに発表してくれました。

描いた絵について発表する子ども

みんなの絵を見てもらった後は、児童文化「おはなしかご」※を一緒に楽しみました。

スタッフが、黄色いハンカチを忍ばせた手を子どもの前に出し、「たんぽぽ、たんぽぽ た~んぽぽ」と歌いながら両手を広げると、可愛いたんぽぽが咲きます。

「みんなの手にも、たんぽぽが咲くかな 」とスタッフから黄色のハンカチをもらい、「たんぽぽ、たんぽぽ た~んぽぽ」と一緒に歌います。子どもたちも一斉に両手を広げると、「あった~」と青空の下、こぼれる笑顔と共にみんなの手にも、たんぽぽがいっぱい咲きました。

手にたんぽぽを咲かせる子どもたち

つむぎ 吉祥寺ルームの子どもたちは、この一年戸外での活動を中心に積み重ねてきました。その経験から身体への成長はもちろん、自然のものを利用して製作を行うことで、一人ひとりの感性を大事にしながら、個々が表現したいことの実現をサポートし続けてきた成果が少し見えてきたように感じます。

これからも戸外の活動から子どもたちが多くの体験を積み重ね、心身共に成長していける環境を整えてまいります。

※「おはなしかご」とは、素話や手遊びなどを通じて子どもたちに「楽しい!嬉しい!おいしい!美しい!」の4つの「しい!」をお届けすることを目的とした私設の児童文化機関です。つむぎ吉祥寺ルームではスタッフが手遊びやパネルシアターなどのストーリーテラーのレッスンを受けており、子どもたちをお話の世界へ連れていけるような、楽しくゆったりと過ごす時間を大事にしています。

文:発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ

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