発達支援つむぎ 吉祥寺「おにぎり作り」

2023.05.30

#発達支援

こんにちは、発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。

今回は子どもたち自身で材料の購入から、調理、食すまでを通じた、つむぎ吉祥寺ルームの食育をご紹介します。調理したものは、「おにぎり」です。

まずは、必要物品の調達です。スーパーで「お米はどこかな?」「塩はどこかな?」と一緒に探し、レジでお金を支払いました。

調理前の身支度では、自分のエプロンを誇らしげに見せてくれたり、エプロンや三角巾の付け方に苦戦したりする様子もみられました。また手洗いをした後、いろんな場所に触れたい気持ちがある子も、スタッフから「きれいな手でお料理しようね」と言葉をかけられると、触るのをぐっとこらえている姿も印象的でした。

身支度ができたら、自分が食べたい量のご飯をしゃもじですくいます。今回は安全面を考慮して、スタッフが炊飯器からボウルに移したご飯を使用しました。「ご飯って熱いんじゃないの?大丈夫?」と、炊き立てのご飯が熱いことを知っていて、心配してくれる子もいました。

「しゃもじ」を初めて知った子や、しゃもじを持つことができても、すくう瞬間に手首を返すことが難しくてご飯を落としてしまう子もいました。

「大きいおにぎりにしたい!」「私はお昼ご飯食べた後だから、小さくする」等、各々考えて量を調整していました。また、友だちの分もご飯を残しておかないといけないことに気付き、量を減らす子もいました。

しゃもじでご飯をすくう様子

おにぎりは塩味です。優しく握ったり、力強く握ったり、丸くなったり平べったくなったりと、握り方や形にも個性が表れます。自分では「食べない」と言う子も、家族や友だちのために握ってあげるという目標ができると、途端に意欲的になっていました。

おにぎりを握る様子

最後に出来上がったおにぎりを持って、公園までお散歩しました。公園で食べるおにぎりは格別です。暖かい日差しを浴びながら、「美味しい、美味しい」とおにぎりを頬張っていました。自分で作ったおにぎり、誰かが自分のために作ってくれたおにぎり、それぞれ気持ちのこもった特別な味がしたのではないでしょうか。

今後も、自分で作り、味わう喜びや、人との関わりを感じられるような食育・食の循環を感じられる機会をたくさん提供していきたいと思います。

おにぎりを食べる子ども

文:発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ

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