発達支援つむぎ 吉祥寺「カフェの店員さん体験をしよう!@就労支援つむぎ 武蔵野ルーム」
2024.02.27
#発達支援
発達支援つむぎ 吉祥寺ルームでは、同法人内の就労支援つむぎ 武蔵野ルームにて、現地で働く利用者のみなさんと一緒にカフェの仕事を体験してきました。仕事内容としては、①カレーに焼き野菜を盛りつけ配膳する、②コーヒーのドリップバッグを作る、これらを順番に行いました。
カレーの盛り付けでは、実際に厨房へ入ります。利用者メンバーや厨房スタッフからご飯とカレールーの盛りつけられたお皿を受け取った後、最後の仕上げとしてバジルを適量振りかけ、焼き野菜をトッピングして完成させる工程が担当です。子どもたちはそれぞれ「ごはんにもルーにもかける!」「ごはんだけでいいかも」など、各々完成イメージを持ちながら振りかける姿が見られました。焼き野菜のトッピングでは「落ちないように…」「ここはこっちの方がいいかな?」と、置く場所や見た目を意識しながら、それぞれ工夫して取り組んでいました。
ドリップバッグづくりでは、袋にラベルを貼ったり、コーヒーの粉をぴったり、10g量ったあと、フィルターに封入したりする作業を行いました。子どもたちはスタッフの説明を真剣な表情で聞き、粉がこぼれないよう慎重にスプーンですくっていました。
盛り付け作業もドリップバッグづくりも細かな作業で集中力が求められますが、最後の配膳作業も子どもたちにとっては大変な仕事です。利用者メンバーと一緒にひとつのトレイを持ち運び、慎重に保護者様の待つテーブルへ運びます。途中、カレールーがこぼれそうになるほど傾いてしまうこともありましたが、協力して最後までしっかり支え、無事に運びきることができました。
仕事をやり遂げたことで子どもたち自身も誇らしげな笑みを浮かべる様子から、達成感や喜びが強く感じとれました。「ホンモノの仕事」に関わるという経験は、いつもと違う環境で戸惑うことも多くありましたが、子どもたちは最後まで一生懸命に取り組めており、「ホンモノの経験」を得ることができました。
これからもつむぎ吉祥寺ルームでは、今後も子どもたちが様々な人とかかわりながら、興味をもって行動する意欲を高め、自分でできたことの喜びや達成感を味わうことができるような活動を行ってまいります。
文:発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ