発達支援つむぎ 吉祥寺「お店のお手伝いを通した学び」

こんにちは、発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。

つむぎ 吉祥寺ルームがあるすぐ横には末広通り商店街があり、散歩コースの１つになっています。魚屋、花屋、総菜屋、飲食店等、様々なお店が並んでおり、商店街の方々に見守られながら地域で活動しています。

今回は商店街の中の「白髭のシュークリーム工房」で、開店前のお手伝いをさせていただいたエピソードを紹介します。

まずは、ショーケースや窓ガラスを磨きました。並んでいる可愛いシュークリームを見て、磨いた後のショーケースについ手を付けてしまった子もいましたが、スタッフが「あれ？手の跡ついちゃった」と言葉をかけると、手垢で汚れてしまったことに気付いて磨き直していました。

また、窓磨きをしていた子は「小さい子も来るかもしれないね」「大人も来るよね」と、お客さんの目線に立って、しゃがんだり腕を伸ばしたりしながら、様々な場所を磨くことができていました。

カゴにクッキーを並べるお手伝いでは、ラッピングの表裏が逆になったり、クッキーを重ねて並べた結果、窮屈になってしまったりすることがありました。子ども同士で「こっちが前じゃない？」「これだと後ろのクッキーが見えないよ」等と言葉を掛け合いながら、どうすれば見やすくなるかを試行錯誤していました。

最後にショーケースの裏側を見学させてもらいました。ケースの中身が8℃だと分かり、「0℃じゃないの？」と質問する子もいました。温度が低過ぎるとシュークリームが固まってしまうと教えてもらい、「じゃあ50℃だったら？」「100℃になったらどうなるの？」等、興味を持って話を聞いていました。

お店のお手伝いをすることで、「色々な年齢のお客さんが来るかもしれない」「どんな風に並べたらクッキーが見やすいか」「お客さんに喜んでもらうにはどうしたらいいか」等、他者視点で物事を考える良い機会となりました。

ご協力くださった白髭のシュークリーム工房の皆様、本当にありがとうございました。

これからも引き続き商店街の方々に見守られながら、「ホンモノの経験」から学び、子どもたちの成長につなげてまいります。

文：発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ

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