発達支援つむぎ 吉祥寺「みんなでつくる『かめきち新聞』~生き物に触れる経験から~」
2024.05.28
#発達支援
こんにちは。発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。
つむぎ 吉祥寺ルームでは、生き物の世話を通じて、命の大切さを学ぶことをねらいとして、現在ルーム内でミスジドロガメの「かめきち」を飼育しています。ミスジドロガメはその名の通り、背中に3本の縦線があることが特徴です。今回はそんなかめきちの様子から、子どもたちと作る「かめきち新聞」についてお伝えします。
かめきちは「子どもたちに生き物と触れるホンモノの経験を!」という熱い思いをもったスタッフのプレゼンにより、2020年10月1日に吉祥寺ルームに来ることになりました。その時から3年半以上の月日が経ち、すっかりつむぎ 吉祥寺ルームの主(ぬし)となったかめきちは、子どもたちにも保護者にも、ひいては来訪者にも大人気です。子どもたちはつむぎに来ると、水そうに向かい、「かめきち、げんき?」「口、開けてる!」と口々に声をかけたり、エサをあげて食べる姿をじっと見つめたりと、思い思いの形でかめきちと関わっています。
子どもたちはかめきちの世話を通じて関わる中で、「甲羅ってかたいね」「緑じゃなくて茶色だね」と気づいたことを言葉にしたり、絵や形で描いてみたり、重さをはかって数字を書いてみたりと、様々な形で感じたことや考えたことを表現する様子が見られます。そんな多様な表現を形にしてまとめようと、今回子どもたちと「かめきち新聞」を作成しました。
「かめきち新聞」には体重のグラフ、コメントや絵を飾るコーナーを設けました。これは子どもたちが生き物への興味関心を深める中で、数量への理解や表現の幅の広がりにつなげるねらいもあります。これから子どもたちのコメントや作品が追加されていく予定です。さらに充実した「かめきち新聞」になることが今から楽しみです。
つむぎ 吉祥寺ルームでは今後も、子どもたちが生き物と実際に触れる「ホンモノの経験」を通して、生命尊重や興味関心の広がりにつながるような活動を積み重ねて参ります。
文:発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ
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