発達支援つむぎ 吉祥寺「秋の味覚を収穫する仕事体験」

こんにちは、発達支援つむぎ 吉祥寺ルームです。

つむぎ 吉祥寺ルームでは、日々の支援の中で地域や法人内のスタッフや子どもなど、様々な人とのかかわりを大切にしています。今回は、同じ法人内の就労支援つむぎ　武蔵野ルームで行っている仕事のひとつである「栗拾い」についてご紹介します。

この栗拾いの仕事は、昨年度から実施しています。前回は栗を拾うお手伝いに留まり、道具も大人用のものを一緒に使っていたので、栗を拾うだけで精一杯という様子でした。そのため、利用者の方ともかかわることに難しさがありました。それ以降、地域清掃などの活動を通じて、様々な道具を使う経験を重ねてきました。

今年度は、道具の使い方にも理解が進んできていることを考慮し、栗を拾うだけでなく、仕事の一環としてその後の処理も行い、拾ったその先のゆくえを知る機会に発展しました。

子どもたちは就労支援の利用者の方と一緒になって、同じように大人用の道具を使いながら、どこに力を入れてどのように持てば栗を拾えるのか、試行錯誤する場面がありました。最初は中々うまく拾えない栗も、次第にコツをつかむことが出来て、2つ同時に拾おうとするなどの様子が見られるようになりました。

一つのことに集中して取り組める時間が短いお子さんも、夢中になって落ちている栗を探し、ひとつでも多くの栗を収穫しようと頑張る姿がよく見られました。収穫し終えた後は、拾った分だけ重くなった籠を自力で持ち、保存場所までその姿勢を維持し運び続けることができました。

道具はどのように使えば自分たちでも上手く使えるかを試行錯誤できるようになり、子ども用のものでなくとも安全に正しく使える力が日々培われているようでした。どんな経験も積み重ねてこそできることを、より実感できる経験となりました。

つむぎ 吉祥寺ルームでは、今後も地域の方々とのかかわりを深めながら、興味をもって行動する意欲を高め、様々な学びを日常に生かして喜びや達成感を味わえるような活動を行ってまいります。

文：発達支援つむぎ 吉祥寺ルームスタッフ

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