発達支援つむぎ 北朝霞「命をいただく活動」

2024.07.05

#発達支援

5月の連休が明け、施設に一匹の大きな魚が届きました。法人の代表が海で釣り上げた真鯛です。子どもたちにぜひ「本物の体験を」と届けてくれました。

子どもたちに大きな魚を見せるスタッフ

大きな魚の実物を目の当たりにして興味津々の子もいれば、魚に注目するまでに時間がかかる子もいます。みんなが集まっている近くで絵本を読んだり別の遊びをしながら過ごすことで、自然と周りの様子や魚が目に入り、自分のタイミングで集団の活動にも参加することができました。

魚を触る子どもたち

 初めてのものに戸惑いながらも、魚に触れてみて匂いや鱗の硬さを肌で感じています。

触った後は、鱗をとり、スタッフが捌いていきます。

「鱗って硬いんだね」、「いっぱい鱗がついてるね」、「魚の血も赤いんだね」と子どもたちの新たな発見が止まりませんでした。

魚を触る子ども

魚に触れなかった子も、スタッフに抱っこされながら見て指さしや喃語で表現する姿が見られたり、とれた鱗を触って、初めての物を手にして嬉しそうにする様子が見られました。スタッフと一緒に鼻を近づけてみると、その匂いに顔をしかめる子もいました。「お魚の匂いだね」「ちょっと臭かったかな」と、体験を元にした感想や感情を言語化していくことも支援の中で大切にしています。

捌いた魚は子どもの見えるところで調理し、給食の時間にみんなで食べました。最初に見た姿とは全く異なっていますが、実物に触れ、捌いたり焼いたりと調理する工程を目の当たりにしたことで、「命をいただく」ということを改めて実感できたのではないかと思います。

捌いた工程で出た食べられない部分も、調理スタッフがだしを取ってスープを作り、余すとこなくおいしくいただきました。

文:発達支援つむぎ 北朝霞ルーム スタッフ

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