発達支援つむぎ 北千住「交通ルールを学ぼう」

2023.06.14

#発達支援

発達支援つむぎ 北千住ルームでは、併設されている北千住どろんこ保育園の園児と一緒に、戸外活動に積極的に取り組んでいます。片道1.7㎞もの道のりを自分の足で歩き切る長距離散歩にも行っています。

芝生で遊ぶ子どもたち

太陽を浴びながら目一杯体を使うことで、体力の向上や体の使い方を知ることができるだけでなく、脳の発達を促す効果もあります。また、様々な体験の中で、五感が刺激されることにより、感性や心が豊かになります。戸外活動には、その他にも数多くのメリットがあります。 距離散歩へ行く中で交通ルールを知り、危機管理能力を身に付けられる事もそのひとつです。

先日、保育園のどろんこバスを利用し、子どもたちと一緒に交通ルールについて考える時間を作りました。いつも横断歩道で手をあげて渡ることはなぜ必要なのかを、運転手目線から考えます。子どもたちが順番にバスの運転席に座り、他の子どもがバスの前を歩いた時に、手をあげている場合と、あげていない場合では、見え方にどれだけ差があるのかを体験しました。

バスの前を通る子どもたち

運転席に座るのは初めての子どもたち。ワクワクしながらバスに乗り込みます。手をあげている子が目の前を通ると、「見えた、見えた」と大喜び。しかし、手をあげていない子が目の前を通った時には「あれ?通った?」と、通ったことにすら気づきません。

バスの運転席に座る子どもたち

子どもたちに後で感想を聞くと「手をあげていないと全然見えなくて危ない」「見えないとひかれちゃう」「ちゃんと手をあげないとね」などと今回の経験から沢山の感じた事を話してくれました。

「手をあげようね」と言葉で伝えるだけでは、子どもたちは何も感じなかったかもしれません。実際に体験することで、経験から感じ取り、自分で考え、今後の取るべき行動を自分で決定していく力が身に付くのだと、改めて実感しました。翌日、散歩へ向かう途中の横断歩道での子どもたちの手は、いつも以上にまっすぐ上がっていました。

手をあげてわたる子どもたち

文責:発達支援つむぎ 北千住ルーム

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