発達支援つむぎ 北千住「散歩先で見つけた落ち葉で工作」

2024.01.17

#発達支援

発達支援つむぎ 北千住ルームでは、実体験を大切にし、本物に触れる経験をする中で、子ども同士での関わりを大切にした活動を展開しています。そのためにも、戸外での活動や季節を体感することを主体にしています。

今回はグループ支援の活動をお伝えします。

散歩では、子ども同士で手をつないで歩き、歩きながら見つけた物を伝え合っています。また、交差点では車が来ていないかの確認や、白線の内側を意識して歩くなど、子ども自身が交通ルールに気づき守れるように、スタッフは「交差点では何を見るの?」、「格好良い歩き方ができているかな?」などの言葉かけをします。

散歩の様子

公園に着き、「葉っぱがたくさん落ちてるね」と気付いた子どもが落ち葉を集め始めると、ほかの子も真似をして拾い出しました。葉が持ちきれなくなると、「袋ちょうだい」と袋を使うことを誰かが思いつくと、ほかの子どもも「ぼくも」と取りに来ました。大人が事前に用意するのではなく、活動の中で必要な道具に気付くような工夫もしています。

落ち葉がいっぱいになると、「赤いのがあったよ」、「こっちは大きいよ」とお互いに発見した葉のお披露目会になりました。すると、公園にいた人から「あっちの方にきれいな落ち葉がたくさんあったよ」と教えてもらい、「そっちに行ってみよう」と友達を誘い合って向かいました。スタッフだけでなく地域の人との交流も大切にしています。

落ち葉集めが終わると、「ブランコしようよ」、「滑り台があるよ」と子どもたちから声が上がりました。好きな遊具で遊ぶ時間も作り、順番や使い方などルールを意識しながら楽しく体を使いました。

つむぎに帰ってからは、拾ってきた落ち葉で工作をしました。

工作をする子どもたち

紙コップにクレヨンで絵を描き、顔を作ったり、周りをいろいろな色で塗ったりと思い思いに仕上げていきます。隣にいる友達の作品を見て同じようにする子もいました。自己表現をすることや、さまざまな道具を使うことで指先の操作や、素材の感触を体感する時間になりました。

完成した作品

さて、そうして素敵な作品が完成しました。どこを頑張ったのか、何を作ったのかをグループで発表してから、ご家族にもご報告しています。

グループ支援では、就学や社会に出ていくために基本となる集団活動を通して、人と関わることの楽しさや喜びを感じられることを目指して活動を行っています。

文:発達支援つむぎ 北千住ルームスタッフ

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