発達支援つむぎ 北千住「春の訪れ」

2024.04.10

#発達支援

発達支援つむぎ 北千住ルームでは、併設する北千住どろんこ保育園の子どもたちと共に過ごす、マンスリー支援を行っています。

日差しが暖かい、気持ちのよい季節になりました。今回は荒川の土手での散歩の様子をお伝えします。

土手に到着すると、たくさんの花を見つけて「お花畑みたいだね」とスタッフに伝える子どもたち。タンポポも咲いていて、春の訪れを自然物で感じる姿が見られました。

一面に広がる花を見た子どもたちは、花を摘むことを楽しんでいます。指先で小さな葉っぱをつかむことで、親指と人差し指でつまむ動作を経験することができます。また、花びらや摘んだ花の本数を数えることで、数量の理解にもつながります。

芝の上で草花を楽しむ子どもたち

土手の芝生の上に寝転がり、感触を全身で楽しむ姿も見られました。その姿を見た他の子どもも真似をして一緒に寝転がり、二人でやり取りする様子が見られました。

また、木の幹に虫を見つけて観察する子どももいます。虫が飛べずにいると、「こっちだよ」「頑張れ」と応援する姿が見られました。

虫が飛んだ瞬間に、木の根元から上を見た子どもが、「ねえ、上を見て。花火があがっているよ」とスタッフや友達に伝えていました。スタッフも一緒に上を見ると、木の枝が分かれている様子が、青い空を背景に、「花火」のように映ります。「本当だね、きれいだね」と共感していると、嬉しそうに笑いかける子どもの様子がありました。

また、スタッフが、「もうすぐ桜が咲くかもね」と伝えると、子どもたちから、「楽しみだね。」「早く暖かくならないかな」と伝え合う姿が見られました。

つぼみを付けた桜の木

今までの経験から、自分が見たものを言葉で表現し、相手に伝える姿がたくさん見られました。4月は相手に伝えることに対して自信がなかったり、どのように伝えていいのかが分からなかったりした子どもたちですが、1年間、活動を共にすることで、表現の幅も豊かになり、相手に伝えたいという気持ちが育ってきています。

新しい年度が始まる、寂しくもあり嬉しくもある季節ですが、ぜひ近くを通った際には、つむぎ 北千住ルーム、北千住どろんこ保育園に遊びにいらしてくださいね。学年が一つあがって成長した子どもたちと共にお待ちしております。

文:発達支援つむぎ 北千住ルームスタッフ

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