発達支援つむぎ 北千住「真っ赤なトマトができたよ!」

2024.09.12

#発達支援

どろんこ会グループでは、食育の一環として子どもたちと毎日畑仕事を行い、野菜を育てています。

自分たちで土を耕し、畝を作り、種植え、水やり、間引き、収穫と、野菜が育つまでを0から体験しています。

畑作業を行う子どもたちの様子1

発達支援つむぎ 北千住ルームには、北千住どろんこ保育園が併設されており、保育園児もつむぎ利用児も、一緒に畑仕事に取り組みます。

最初は畑に興味がわかず、スタッフが畑仕事をしている姿を見ているだけの子もいます。

しかし、興味がないから畑へ誘わない訳ではありません。まずは毎日畑へ足を運んでみることで、アリやダンゴムシを探したり、土で遊んだりと、畑での楽しみを発見していきます。

ある日のこと、子どもたちはトマトが実っていることに気が付きます。しかしそのトマトはまだ小さく緑色。「大きく赤くなったら、収穫して食べようね。トマトが育つには水をあげないとね」と伝えると、その日から積極的に水やりに取り組むようになりました。

畑作業を行う子どもたちの様子2

トマトが綺麗な赤色になると、スタッフと一緒にはさみで切り、念願の収穫です。そのトマトを持って、みんなに報告しに行く時のキラキラとした笑顔からは、喜びや達成感が感じられました。

畑作業を行う子どもたちの様子3

収穫した野菜は、その後すぐにみんなで食べてみます。

その日に採れたのは、トマト、ナス、ラディッシュ、トウモロコシ。スタッフと一緒に包丁で切ったり、ホットプレートで焼いたりと、自分たちで調理も行います。

収穫したトマトを見せる子どもの様子

できあがった野菜を食べてみると、「おいしい」「おかわりちょうだい」と満足そうな子どもたち。野菜が苦手な子も、自分たちで育て、調理した野菜に興味を持ち、ひと口挑戦することができました。

どろんこ会グループでは、やってみたいことは全て経験し、本物の経験から自ら学び、思考し、行動することを大切にしています。

言葉で「野菜に水をあげましょう」と言っても、その必要性は伝わりません。野菜が育つ過程を知り、収穫する喜びを経験したことで、畑仕事に興味のなかった子どもたちも、水をあげる必要性を学び、行動するようになりました。

様々な経験が子どもたちを大きくしていきます。これからも、たくさんの本物の経験を通して、子どもの成長の糧にしていきたいと思います。

文:発達支援つむぎ 北千住ルームスタッフ

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