発達支援つむぎ 北千住「お米の大切さを知る」
2024.10.16
#発達支援
発達支援つむぎ 北千住ルームは、併設する北千住どろんこ保育園の子どもたちと共に過ごす、マンスリー支援を行っています。
どろんこ会グループでは南魚沼に田んぼを所有しており、園児やつむぎ利用児の希望の方が田植え・稲刈りツアーに参加することができます。
今回は、北千住の地でも経験できる米の育成、米を使った食育活動についてお伝えします。
5月の中旬、南魚沼に研修に行ったスタッフから米の苗のお土産がありました。園舎の裏の畑で大型のバケツを使い、バケツ稲を育てることにしました。
日々マンスリー支援の子どもたちが水を上げていました。この夏は酷暑のため、度々干上がってしまうことも度々ありましたが、毎日欠かさずに水を頑張ってあげていました。
8月中は、稲穂が出ずに「お米できないの?」「枯れちゃったの?」とスタッフに聞くことがありました。それでも欠かさずに毎日水を上げ続けていました。すると9月に入ると、稲穂がどんどん実ってきました。
実がつき始めると、すぐに子どもたちは変化に気づき「お米ができた」「いっぱいついてる」など報告する姿が見られました。また実際に触れることで、粒の色の違いや感触をじっくりと味わっている様子が見られました。そっと触れることで力の調整や丁寧に扱う意識も高まっていきます。
米はまだ青い状況なので、今後乾いたタイミングで収穫する予定です。
米を育てるだけでなく、米を食べる準備も活動の中に取り入れています。この日はおやつのおにぎり用の米を研ぐ活動を行いました。
普段食べている米の調理過程を実際に経験しました。自宅では調理できない量の米を研ぐことで調理する大変さや、米の感触、力のコントロールなどを経験する機会ができました。
今年は米不足が社会問題になった時期もあり、改めて普段食べる米の大切さや、貴重さを経験することができました。これからも畑活動や生き物の命を頂く活動などを通して、食の大切さや興味関心が広がるような活動を展開していきたいと考えています。
文:発達支援つむぎ 北千住ルームスタッフ
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