つむぎ駒沢ルーム「懇親会」

2019.12.20

#発達支援

2019年11月20日水曜日。発達支援つむぎ駒沢ルームでは初めての試みとして、保護者様を対象に、お茶を飲みながらリラックスした雰囲気の中で子育てや、将来に向けてなど先輩お母さんからのアドバイスや経験談を聞く懇親会を開催しました。

2歳児~6歳児の保護者様、11名が集まり、コーヒーやココアを飲んだりお菓子を食べたりしながら、ゆったりとした雰囲気の中で、講師のお話を伺いました。

講師にお招きした厚地さんは、中学生になる発達グレーゾーンのお子さまを持つお母さん。そして、障害者就労支援、発達障害を持つ方の療育、相談支援を経て、現在は杉並区にある障害者地域相談支援センターにて障害を持つ方、ご家族等の支援を行っています。当事者の親、そして支援者という2つの視点からお話をしてくださいました。厚地さんのお子さまの特性に気がついたときのお話や、就学に向けてどんなことがあったか、入学後の学校での様子など、お子さまが幼いころから現在に至るまでの経緯をお話してくださいました。

講師

お子さまが野球に取り組んでいるエピソードから、「勉強以外にも好きなことに取り組んで伸ばしていくことが大事。」勉強等で出来ない事が続くと「僕は出来ない」と自信がなくなってしまう。その為にも「自分にはこれがある!」という好きな事、好きなものを見つけていくことが大事になってくるというお話がありました。また、疲れて休みたい時もあるので、無理をせず、やめる事、お休みすることも大事というお話もあり参加されたおひとりおひとりが、実際に経験をされたお母様からのお話のひとつひとつを真剣にメモをとりながら伺っていました。

保護者様に、事前アンケートにもご協力を頂き、厚地さんにその質問ひとつひとつに答えていただきましたが、当日もたくさんの質問があり、予定の時間が少し過ぎても、質問が途絶えませんでした。

懇親会で顔を合わせたのが初めてという保護者様が、終了後にカフェで楽しくお話をされている姿もありました。

初めての試みで不備もあったと思いますが、アンケートでは「貴重な機会となった」「今後どんなことが問題となってくるのかイメージがつかなかったことを知ることができ、具体的にどんなことを考えていけば良いかなどがわかり参考にしていきたい」「少しお兄さんの息子さんの経験談を聞けて、息子の小学生、中学生の姿を想像しながら聞けて今後の支援について考えられる良い機会でありがたかった」「今後もこのような機会があるとうれしい」というご意見をいただきました。

つむぎ駒沢ルームは、これからも、保護者様が安心して子育てできるよう、このような機会を増やしていきたいと考えております。ご参加いただいた方、ありがとうございました。

文:発達支援つむぎ 駒沢ルーム 職員

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